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インテリア照明の基本知識


照明は色合いやデザインによってはお部屋の雰囲気を左右させる大きな存在の一つです。
ご新築やリノベーション、お部屋の模様替えなどでどんな照明を選んだらいいのか悩んだ方、
もしくは今悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
照明一つとっても、明るさや色に違いがあったり、ルーメンやルクス、ワット数など、
照明に関する用語もたくさんあります。
今回のコラムでは照明について基礎知識や事例集などについてお伝えしたいと思います。

目次

✔︎照明の基礎知識
✔︎照明器具の種類
✔︎照明の色の種類
✔︎光の明るさについて
✔︎照明の事例集
✔︎まとめ


照明の基礎知識

照明は生活していくうえで欠かせないものの一つで、至る所にいろんな種類の照明があります。
暗い夜道を照らす街路灯、高層ビルなどで存在を表示する赤い照明(航空障害灯)など、
それぞれ照明には役割があってそこに設置されています。
住空間の中でもたくさんの照明の種類があり、それぞれにちゃんと役割があります。
大きく分けると、「全般照明」、「局部照明」、「局部的全般照明」の3つがあります。

【全般照明】
空間全体を均一な明るさにする照明で、光が広範囲に広がるダウンライトやシーリングライトがこれにあたります。
明るさにムラのない均一な光を与え、空間に安心感を与える一方、長時間その空間に居続けると、
退屈するような雰囲気になってしまう恐れがあります。

▲シーリングライト(全般照明)

【局部照明】
特定の狭い範囲のみを照らす照明のことで、スポットライトや卓上スタンドなどがこれにあたります。
また、美術館や店舗では、絵画や商品など特定のものにライトを当てることで、注意を引き付けることができる照明方法です。
明暗がはっきりしているため、長時間いると目が疲れやすくなるデメリットがあります。

▲スポットライト(局部照明)

【局部的全般照明】
局部的全般照明とは、上記の二つの照明を併用したものになります。
全般照明だけで作業するには不十分な場所、また局部照明のみではコントラストが強すぎて目が悪くなってしまうような場所などに適しています。

▲局部的全般照明(ダウンライト+デスクライト)

私たちが普段使っている照明の電球には主に3つの種類があります。
それは白熱電球、蛍光灯、LED照明の3つです。
最近はLED照明が主流になってきましたし、蛍光灯に関しては2027年末に全ての一般照明用蛍光ランプ
について、製造と輸出入の廃止が決定となりました。
3種類の照明それぞれに違いがあり、価格・寿命・電気代・光の色などが挙げられます。

【白熱球】
白熱球は最もポピュラーな電球で、暖かみと優しさを感じられる色を発します。
料理を美味しく見せてくれるダイニングテーブルの上に付けられたり、
寝室に設置されれば、快眠へといざなってくれそうな優しい雰囲気を演出してくれます。
白熱球は電気をフィラメントの部分に流すことによって発熱し、輻射の作用によって発光しています。
そのため、白熱電球が灯ると直接では触れないほど熱くなります。
価格は高くなくリーズナブルな値段ですが、電気代が高いのと寿命が短いのがデメリットです。

▲白熱電球

【蛍光灯】
蛍光灯は、施設や工場、作業場、住宅でもよく使われている照明です。
昼白色・昼光色・電球色の3つの色があります。
拡散性が高いので、お部屋の隅々にまで照らしてくれます。
形は、棒状の直管形蛍光灯、ドーナツ状の丸形蛍光灯、U字型のコンパクト蛍光灯があります。
蛍光灯はアルゴンガスと極少量の水銀が閉じ込められたガラス管の中に電気を流すことによって、電子と原子がぶつかり合って生じる放電の現象で発光しています。
価格は白熱電球の倍以上はしますが、電気代は白熱電球と比べると4分の1ほどに抑えられて、
寿命も白熱電球の5~6倍ほどあります。
※「水銀に関する水俣条約第5回締約国会議」で、全ての一般照明用蛍光ランプについて、製造と輸出入の廃止期限が2027年末と決定しました

▲蛍光灯

【LED照明】
LED照明は、白熱電球と比べると、電気代が6分の1~8分の1程度までに下がり、寿命はなんと20倍以上もありますが、価格は10~20倍ほどします。
価格は高いですが、長期的に使用するのなら、LED照明が断然おススメです。
一度設置すれば、当分買い替える必要がなくなるほど超寿命な照明です。
色は主に昼白色・昼光色・電球色・温白色の4つあります。
また、電球自体は熱くならないので、観葉植物などのそばにも置けます。

▲LED電球
白熱電球電球型蛍光灯LED電球
寿命1,000時間6,000時間40,000時間
電気代高い安い(1/4)非常に安い(1/8)
消費電力60w12w5w
光の色暖色系昼光色・昼白色・
電球色
昼光色・昼白色
温白色・電球色

【照明の種類】
住空間における照明にはそれぞれシーリングライトやダウンライト、ブラケットライトなどいろいろ名称があり、後の章で詳しく説明いたしますが、どのような照らし方でどの空間に向いているのかなどそれぞれ決まりがあります。

・シーリングライト
 天井面に直接取り付けられている照明。空間全体を照らす。

・ペンダントライト
 天井から吊り下げられた照明。照明の真下あるいは周囲を照らす。

・シャンデリア
 天井面への直接型と吊り下げ型がある装飾性の強い照明。空間全体を照らす。

・ダウンライト
 天井面に埋め込まれた照明。天井面から真下を拡散して照らす。

・スポットライト
 照らす向きが可動する集光性のある照明。

・フロアスタンド
 床の上に立てて使う可動式照明。一般的には高い位置から下に向かって照らすものが多い。

・テーブルスタンド
 テーブルなど台の上に置く照明。補助的な照明でインテリアの演出として主に使用される。

・デスクライト
 机の上に置く照明。机上で作業するのに手元を照らして作業しやすくするための照明。

・フットライト
 足元を照らす照明。 夜間に安全な歩行をするための照明。

・ブラケットライト
 壁面に取り付けられている照明。補助的な照明でインテリアの演出として主に使用される。


【照明の色】
また照明には電球色や昼白色、昼光色など色の違いがあります。これは好みの問題もありますが、色によって作業効率やお部屋の雰囲気、リラックス効果などに影響してきます。
こちらについても後に詳しくお伝えします。

・電球色…暖色系の色で暖かみがあるのでリラックス効果に期待できます。
・温白色…
電球色よりかは白みがある色。リラックス効果に期待できる落ち着いた色です。
・白色……
少し黄色みのある白色。
・昼白色…
ほぼ白色で自然光に近い色で、人を活動的にさせる色です。
・昼光色…
晴れの日の正午の太陽の光に近い色で、集中力を高めるのに期待できる色です。


照明器具の種類

前の章で軽く紹介いたしましたが、照明器具のそれぞれの種類について詳しくご紹介します。
照明と一口に言ってもどのような照らし方でどの空間に向いているのかなどそれぞれ決まりがあります。

【シーリングライト】
シーリング(ceiling)は「天井」を意味する英語となります。
そのため、シーリングライトとは天井面に直接設置する照明のことになります。
その空間の一番高い位置に設置されていて、ライト自体も大きいものが多いので、
お部屋全体を明るく照らしてくれるメインの照明になります。
天井面に直接設置されているので、圧迫感もなく邪魔になることもありません。
主にリビングやダイニング、寝室に使用されています。

【ペンダントライト】
ペンダントライトとは天井面から吊り下げられた照明のことを言います。
照明の位置から照らされる対象物までの距離が近いので、陰影をはっきりと表すことができます。
メイン照明として使用もありですが、一般的には補助照明で使われることが多いです。
主にダイニングテーブルやキッチン、キッチンカウンター、トイレ、玄関など様々です。
ペンダントライトは、取り付け部分とそこから伸びるコード、傘のようなシェードとそのシェードと
コードを連結させるギャラリー、そして電球で構成されています。
シェードはアイアンや和紙、ガラス、ホウロウ、木製など様々で、大きさもたくさんあります。

【シャンデリア】
天井面へ直接取り付けるタイプと鎖などで吊り下げるタイプがある装飾性の強い照明で、主にダイニングやリビング、寝室、玄関など様々なところで使用されています。
一つのシャンデリアに複数の光源が取り付けられていて、なおかつ装飾が多いので重量があります。
そのため、取り付けられる天井内に予め下地を多く仕込んでおくか、想定されてなかった場合は補強材が多く必要となります。
シャンデリアは装飾性が高く主役の照明と思われる方もいらっしゃると思いますが、意外にも補助照明の部類に入ります。

【ダウンライト】
天井面に埋め込まれている照明ですので、天井はフラットでスッキリ広く見せることができます。
ダウンライトそのものは局所的に照らすものですが、計画的にいくつか配置すれば空間全体を照らすことができます。
天井に埋め込まれているのでホコリなどはたまりにくく掃除もしやすいです。
ただ、真下へ照射するので影ができやすく、天井へ見上げて視線に入ればかなり眩しいです。
そして、天井に穴をあけて埋め込むので、一度設置されてしまえば位置変更はできなくなります。
取り付けられる場所はダイニングやリビング、寝室や和室など様々です。

【スポットライト】
照らす向きが可動する集光性のある照明で、ピンポイントに照らしますので、
意図的に照らしたい箇所を照らす場合や間接照明などで使用されます。
スライドレールに複数取り付けられたりするので、LDKでの使用などが多いです。
ダウンライト同様に光源が視線に入ればかなり眩しいです。

【フロアスタンド】
床の上に立てて使う可動式の照明。高さのある支柱の先に光源があり、天井や真下あるいは周辺を照らしてくれます。全般照明ではなく補助照明として使用され、主にリビングのソファ横や壁の隅、寝室などに置かれることが多いです。
持ち運びができるのと設置もただ置くだけなので簡単です。
読書を読む際の光源として使ったり、空間にあえて暗い場所を作ってそこにフロアスタンドを置いてインテリアの演出として使われる方法もあります。

【テーブルスタンド】
テーブルなど台の上に置く照明。補助的な照明でインテリアの演出として主に使用されることが多いです。リビングや寝室に置かれることが多く、フロアスタンド同様にあえて暗い場所を作ってそこにテーブルスタンドを置いてインテリアの演出として使う方法もあります。
持ち運びができるのと設置もただ置くだけなので簡単です。

デスクライト
机の上に置く照明。机上で作業するのに手元を照らして作業しやすくするための照明。
全般照明をつけているのに加えデスクライトを併用すると手元がより鮮明になります。
仕事や勉強が集中しやすくなるので、机上では欠かせない照明となります。

フットライト
足元を照らす照明で、 夜間にトイレや寝室へ通るのに安全な歩行をするための照明。
スイッチで点灯するものや、周りが暗くなると自動的に点灯するもの、人が近づくと自動的につく人感センサー付きのものもあります。

▲フットライト(arkia Foot Light / コイズミ照明)

【ブラケットライト】
壁面に取り付けられる補助的な照明で、インテリアの演出として主に使用されます。
主に玄関や廊下、階段、吹き抜けなどに取り付けられることが多いです。
ブラケットライトの取付けには電気工事が必要なためハードルは高いですが、
コンセントに差し込むだけで使えるタイプもあります。


照明の色の種類

照明の色には電球色や昼白色、温白色などがありますが、実際どんな色なのか皆さんは
パッと思いつきますか?
普段、街中や施設の中などでいろいろな照明の色を見ていると思いますが、基本的には「電球色」、「昼白色」、「昼光色」の3つの色が主流です。
また、光の色を数値で表す指標に「色温度(いろおんど)」があります。
色温度の単位はK「ケルビン」で、K値が低いと赤く、高くなると白、更に高くなると青白くなります。


【電球色】2600K~3250K
オレンジ色の暖色系の色で暖かみがあるのでリラックス効果に期待できます。
また、電球色は食欲を増進させる効果もあるので、ダイニングテーブルの上にペンダントライト+電球色で組み合わせるのがおススメです。
ハイエンドなレストランやバーなどでは電球色がよく使われていて雰囲気が良いですよね。
住宅ではダイニングはもちろん、寝室などに適している色です。


【温白色】3250K~3800K
電球色よりかは白みがある色で、こちらもリラックス効果に期待できる落ち着いた色で、明るさと
温かさを併せもっています。読み方は「おんはくしょく」で、近年人気が出てきている色です。
電球色同様に、寝室やリビングなどに適しています。

【白色】 3800K~4500K
「はくしょく」という読みで、少し黄色みのある白色になります。
あまり馴染みのない照明の色ですが、作業をする場やリビング、洗面所などに適しています。

【昼白色】4600K~5500K
「ちゅうはくしょく」という読みで、ほぼ白色で自然光に近い色です。
人を活動的にさせる色であり、物の本来の色がよくわかるので、食材の傷み具合に気付けたり、
洋服選びやメイクをする時にもおすすめの照明です。
LDKや洗面室、子供部屋、作業部屋など、様々な空間に適しています。

【昼光色】5700K~7000K
「ちゅうこうしょく」は少し青みのある白色で、晴れの日の正午の太陽の光に近い色をしています。
集中力を高めるのに期待できる色で、クールな印象を与えます。
作業部屋や勉強部屋、書斎に適しています。
全般照明を昼白色にして、デスクライトを昼光色にする組み合わせもありです。


光の明るさについて

光の明るさについては、ルクスやルーメン、ワットなどの単位を知る必要があります。
よく照明器具の説明欄やパッケージにルーメンや数値、ワット数などの記載がありますが、
それぞれの単位の違いを皆さんはご存知でしょうか?
違いについて簡単にご紹介します。

【光の総量(光束)を表すルーメン】
照明器具や光源からすべての方向に放出される光の量を「全光束」といい、単位はルーメン(lm)
といいます。
数値が高いほど光の量が多くなるため明るくなり、照明器具の明るさの尺度として使用されます。

【光の強さ(光度)を表すカンデラ】
光度とは光源から特定の方向へ照射される光の強さのことで、単位はカンデラ(cd)といいます。
光は様々な方向へ拡散されるため、各々の角度への光の強さは均一ではありません。そのため、照らした範囲の中で一番明るい箇所の数値(最大光度)をカンデラと言います。

【光の度合い(照度)を表すルクス】
光源から照らされた、ある面の単位面積が受ける光の度合いを表し、単位はルクス(lux)といいます。
ルーメンが照明器具自体の明るさを示すもので、ルクスは照らされた面の明るさを示すものとなります。
光源に近ければ照度は高く、遠ければ低くなります。

【白熱電球の消費電力を表すワット】
光の明るさとは違いますが、白熱電球の消費電力を表すもので、単位はワット(W)といいます。
ワット数の高さに比例して白熱電球も明るくなっていきます。
LED照明が主流になる前は白熱電球のワット数が明るさの目安になっていました。
しかし、LED照明の場合、白熱電球よりも低い消費電力で同等の明るさを実現することができるので、明るさはルーメン(lm)で表すようになりました。


照明の事例集

▲シーリングライト(居室)

6畳の居室に取り付けられたシーリングライト。
色味や明るさをそれぞれ調整できるタイプの照明で、お部屋全体を照らすと同時に、
天井部分へも光が当てられます。
雰囲気を楽しみたい時には、照明のアッパーライトのみの使用で天井部分を照射し、
間接照明として使うこともできるシーリングライトです。

▲ペンダントライト(ダイニングテーブル・キッチン)

ダイニングテーブルの真上に吊り下げられたペンダントライト。
シェードはアイアン製のもので、暖色の電球色が食卓に置かれた料理をより美味しくさせてくれます。
こちらのキッチンではライティングレールを設置しているので、ペンダントライトを取付け。
シェードのないタイプで、キッチンの空間を明るくオシャレに演出してくれます。

▲シャンデリア(リビング)

リビングに設置されたシャンデリア。白を基調としたお部屋で、置かれている家具の材質も
明るいバーチ材・ブナ材を、フローリングも無垢のバーチ材を使用。
それに合わせてシャンデリアの色も明るめの白色を選び、空間を煌びやかに演出しています。

▲スポットライト(キッチンカウンター)

キッチンの背面にライティングレールを設置し、スポットライトを取付けました。
一面に貼られたタイルに向けて照らすと間接照明に、真下に照らすとカウンター上に置かれた
見せる収納に光が当てられるので、よりオシャレ感を演出することができます。

▲ダウンライト(キッチン、ダイニング)

キッチン・ダイニングに取り付けられたダウンライトですが、リビングやホール、居室、トイレなど、
計画的にダウンライトが配置されています。
ダウンライトは補助的な照明になるので、ダウンライト+ペンダントライト、ダウンライト+シーリングライトなどのように、メインとなる照明と組み合わせると均一な明るさになります。

▲デスクライト(スタディスペース)

スタディスペースや書斎、デスクなどの机上にはデスクライトがあると、作業効率アップや勉強
に集中できるため、全般照明+局所照明として組み合わせるべき照明です。
お部屋のインテリアとマッチしたデスクライトを選ぶと、統一感ある空間になります。

▲ブラケットライト(階段)

日中は自然光だけで十分明るい階段・吹抜けですが、暗くなるとブラケットライトが
活躍してくれます。
実用的でオシャレな演出もしてくれる補助照明で、壁のインテリアにもなる照明です。
ブラケットライトは生活動線に影響が出ないように注意する必要があり、例えば上の写真ですと、
階段の上り下り時に頭が当たらないかどうかの確認が予め必要となります。


まとめ

いかがでしたでしょうか?
照明は、色や明るさ、デザイン、配置などによってインテリアの印象を大きく変える重要な役割を
担ったアイテムです。
照明の色や明るさ、光源の向きによってはストレスを感じることもありますので注意が必要なこと、
そして照明器具によっては電気工事の必要な器具もあるので、これから家を建てる方にはきちんと計画することが大事です。
快適で満足のいく住空間にするためにも、照明にはこだわりたいところです。
弊社ショールームでは、様々な照明を展示・販売しております。
実際に見て触って確かめることができますので、気になるという方は是非ご来店いただければと
思います。

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