ブログ

天然素材のリネンカーテン Lif/Lin


カーテンに使用されている素材(繊維)を皆さんはパッと思いつきますでしょうか?
普段、私たちは家の中や施設などでカーテンを必ず見かけるとは思いますが、
カーテンには、化学繊維である「ポリエステル」、「アクリル」、再生繊維の「レーヨン」
自然素材の「綿」、「麻」という 5つの素材が主流となっています。
今回ご紹介するのは、自然素材の「麻」を使用したLOHASなカーテン、Lif/Lin カーテン
について詳しくご紹介したいと思います。

※ロハスとは…LOHAS= Lifestyles of Health and Sustainability の頭文字をとった略語で、
 健康と環境、持続可能な社会生活を心がける生活スタイル「LOHAS」ロハスのこと。

目次

✔︎カーテンについて
✔︎Lif/Linとは?
✔︎洗濯と縮みについて
✔︎シリーズ / デザイン
✔︎お客様の声
✔︎まとめ


◆カーテンについて

~カーテンの起源

Lif/Linカーテンのご紹介の前に軽くカーテンそのものについてお話いたします。
皆さんはカーテンの歴史はご存知ですか?
カーテンの起源は古代エジプト文明までに遡り、語源はラテン語の「cortina(コルティーナ)」
から変化したといわれています。
当時は布製ではなく、動物の皮で洞窟の出入り口などに吊るして寒さを凌いでいたようです。
古代ギリシャや古代ローマでも戸口の前に取り付けられ、防寒やしきりの為に使われていたようです。
それからカーテンの文化はヨーロッパで発展していき、14・15世紀ごろには寝室の天井から吊るされたカーテンを目隠しとして使用されて、それが現在の天蓋ベッドになったとされています。
16世紀以降になると窓ガラスが取り入れられるようになり、遮光の為ではなく窓の装飾としてカーテンが主流になっていきました。

~日本でのカーテンのはじまり

日本にカーテンが伝わったのは江戸時代の初期だといわれています。
昔から日本には遮光や間仕切りの為に障子や御簾などが使われていましたが、外国の文化である
カーテンが使用されはじめたのは幕末から明治時代にかけてから。
当時は高価なものだったので使用するのは上流階級の家でしたが、一般家庭に普及したのは1950年代
半ばになってからになります。
終戦後、急速な経済発展により都市部に人口が集まるようになり、都市部の住宅不足を解消するために
住宅の大量供給を目指し、洋風のライフスタイルが日本に広がっていきました。
茶の間からリビング・ダイニングルームへ、座式から椅子式への変遷により、カーテンが似合うインテリアへと移行したため、日本にカーテン文化が根付いたといえます。

~カーテンの種類~

ドレープカーテン
一般的にカーテンと言えば思いつくタイプのもので、厚手の生地でヒダのあるカーテンのことです。
装飾性はもちろんのこと、遮音性・遮光性・断熱性などの機能を持ったものもあり、
あらゆるお部屋に合う万能なカーテンです。

レースカーテン
ドレープと比べて薄手で透け感があり、軽やかさも感じられるカーテンです。
自然光や風をほどよく通してくれて、透け感のあるものから遮蔽性のあるレースカーテンもあります。
基本的にドレープとレースのセットで取り付けられることが多いです。

カフェカーテン
カーテンの上部に穴が空いていて、そこに突っ張り棒などを通して使用するカーテンのこと。
カーテンレールのない小窓や、生活感を隠したい時に目隠しとしても使えます。
工具なしで取付できるので、賃貸住宅やちょっとしたものを目隠しにしたい時におすすめです。

ロールスクリーン
スクリーンを上下に昇降させ、開けるときはくるくると上へ巻き上げられていくカーテンのこと。
ヒダはなくフラットな面なのでスッキリに見えます。
窓だけでなく空間の間仕切りやプロジェクターの映し出すスクリーンとしての使い方もあります。

プリーツスクリーン
蛇腹状になった生地を上下に昇降させるロールスクリーンと似たアイテム。
和紙調の生地が多いので、和風や和モダンのインテリアによく合います。
光をやんわりと透過させるタイプが多く、目隠しと採光を同時にできる便利なものもあります。

ハニカムスクリーン
六角形の蜂の巣状の空洞があるスクリーンで、こちらもロールスクリーンと似て上下に昇降させるアイテムです。この六角形が作り出す空気層によって窓辺の断熱性が高まります。
外部の騒音を和らげる効果もあります。

ローマンシェード
ロールスクリーンと同じ上下の昇降式なのですが、生地の仕舞い方がロールスクリーンとは違いがあり、規則正しくたたみあげられるプレーンや、ウェーブがかったオーストリアンや裾が風船のように丸みを帯びたバルーンなど様々あります。

ヨコ型ブラインド
よくオフィスの窓に採用され、目にすることが多いと思いますが、水平方向にスラットという羽が並んでいる形状で、上下方向に開閉だけではなく、スラットの角度を変えることで、採光や風通しをコントロールすることができます。

タテ型ブラインド
ヨコ型ブラインドとは違って縦方向にスラットが並んでいるブラインド。左右に開閉し、スラットの角度を変えることで採光や風通しをコントロールすることができます。見た目がかっこよく、ほこりがたまりにくいメリットがあります。


◆Lif/Linとは?

Lif/Lin(リフリン)とは、上質なリネン100%の天然素材のカーテンのこと。
「健康や環境に配慮した子供たちが安心して使用できるロハスなカーテンが欲しい」
「部屋を無垢の床や珪藻土の壁にしたのに折角の窓周りに化繊のカーテンだとお部屋の質感が台無し」
「ナチュラルな雰囲気のお部屋にしたのに質感やデザインが合うカーテンがない」
「集合住宅では防炎性能のあるカーテンを使用するように言われたが天然素材のカーテンを使いたい」
などなど、そんなお客様の声から生まれたのが、このLif/Lin(リフリン)。
素材は天然のリネンを基に生産されていますが、
『ん…?? リネンってなぁに??』 『聞いたことはあるけど、よく知らないなー。』
なんて声もよく聞きます。ここで素材についてご説明。

~素材について~

リネンとは「フラックス」と呼ばれる植物の茎を原料とする麻の種類のひとつです。
麻の種類にはヘンプ(大麻)、ジュート(黄麻)、ラミー(芋麻)などなど…だいたい20種類くらいあります。
麻というと「しわになりやすい」「かたくてゴワゴワする」「ちくちくする…」などといったイメージがありますが、それはリネン以外の麻のものだから!
リネンはまったく違います!!本当のリネンは柔らかくなめらかです。
キッチンクロスベッドクロスに使われることも多く肌触りも抜群です。
使うほどに味わいが増し魅力がふえる<魔法の布リネン>で丁寧に仕上げたカーテン。
それが「Lif/Lin」リフリンのリネンカーテンです。

▲「リネン(亜麻)」 亜麻科の一年草
原産国は、エストニア、ラトビア、リトアニア、ベルギー、ロシアなどで、気候の寒冷な地域で育つ。

~湿気の多い窓まわりに適した性質~

窓まわりは、冬場は結露に悩まされたり、梅雨時にはジメジメして、結構湿気のこもりやすい場所
なのです。
リネンの吸水性や、すぐに乾くという特徴は、そんな窓の近くでこそ発揮されます!
リネンは繊維の中心が空洞になって水分を吸い込むので、
なんとコットンの4倍の吸水性があります
そしてこの中空から表面まで続く通気口によって水分を素早く発散させるため、
乾きの速さはコットンの約2倍といわれています。
また、乾きも早いから菌を寄せ付けにくく、衛生的。
その上防カビ効果まであるのですから、恐れいります!

~夏は涼しく、冬は暖かい~

リネンは春夏のイメージのある生地だと思います。
確かにシャリシャリした表面と湿気を吸収しながら熱を逃がすので、サラッとして清涼感があります。
そんな涼しげなイメージが強いためか、
「リネンのカーテンって、冬は寒いんじゃない?」と思われる方も多いかと思いますが、
実は保温性も高い素材なのです。
リネンの繊維の中空構造は、今度は暖かい空気を閉じ込めるので、断熱効果もあります。
さすがに、薄手のリネンだけではその効果は薄いのですが、
太番手の糸でギッシリ高密度に織られたリネンは冬でも活躍してくれます。
最近は、省エネ志向が強くなっている傾向がありますから、カーテンにも省エネ効果が求められるようになっています。
保温性、通気性に優れ、夏は涼しく、冬は暖かく使えるリネン素材は、とってもオススメな素材です!

~肌触りの良さ~

お洋服のように、長時間肌に触れるわけではありませんが、
毎日朝・晩とカーテンの開け閉めの際に触れるとき、リネン100%の柔らかい肌触りに、癒されます。
リフリンのリネンカーテンを選んでいただいたお客様の中には、
手が荒れやすく、カーテンに手が引っかかってしまうことが多かったけど、
リネンカーテンにしてからは、なくなった。という方もいらっしゃいました。
リフリンのリネンカーテンは、様々な麻の種類がある中で、肌触りの柔らかい、
リネンだけを使っているので、ゴワゴワ・チクチクすることはなく、しなやかな肌触りなのです。

 

◆洗濯と縮みについて

自然素材なので、静電気が起きにくく、ほこりも吸着しにくいため、
頻繁にお洗濯をしなくても、清潔に保てます。
舞い上がったほこりが、カーテンに付着するのはどのカーテンでも同じですが、
リネンカーテンの場合は、カーテンの開閉時やカーテンを払うことでほこりも落ちてしまいます。
そして、日本の安全基準に合わせ、第3者機関にて定期的にホルマリン検査を行っております。
赤ちゃんの肌着と同じレベルの安全基準をクリアしているため、
その点においても、お子様がカーテンにくるまって遊んで頂いても安心です。

~ホコリがつきにくい~

お掃除ロボが勝手に掃除をしてくれる時代でも、ホコリが存在しなくなるわけではありません。
カーテンの汚れの1番の原因は、ホコリです。
日々のホコリが積み重なり、気付かぬうちに黒ずみへと変わっていきます。
リネンカーテンでも、表面にホコリは付着します。
ただ、一般的な化学繊維のカーテンに比べると、静電気が起きにくいため、
カーテンの表面に付着しても、カーテンの開閉の際やホコリを払ったときに、
付着したホコリも落ちてしまうのです。
それでも、カーテンレールの上に乗っかったホコリはなかなか落ちませんので、
定期的にカーテンレールからカーテンを外してホコリを払い、
そのついでにカーテンレールのホコリも取り除いてあげると、よりいいですね!

~汚れが浸透しにくく、落ちやすい~

リネンの繊維に含まれている、“ペクチン”という成分のおかげで、
汚れが浸透しにくく、尚且つ汚れが落ちやすいのです。
また、汚れとは少し離れますが、湿気を吸ったり吐いたり。
という吸放湿性も高いため、乾きも早く雑菌も繁殖しにくいので、
いやなにおいも残りません。

~洗濯と縮みについて~

自然素材のリネンは洗うと縮みます。
織り上げる時に施された繊維のテンションが解かれハリがなくなり、程よい風合いを生み出します。
そうすることで生地は強度を増し、丈夫になるのですが、
折角、採寸して作ったオーダーカーテンの丈が縮んだらショックですよね。
通常5~7%ほど縮むと云われているので、200cmの丈のカーテンの場合、
10cmも縮むことになります。
その縮みを見越して、あらかじめ丈を長く作る人もいるほどです。
もし、何かをこぼしてしまった時や、シミになってしまった場合は、
ドライクリーニングがオススメです!
ドライクリーニングなら、1%前後の収縮率で、ほとんど縮みません。

~防縮加工について~

防縮加工を施すことによって、縮みにくいリネンカーテンができます。
リフリンのカーテンは、薬品などを使用せずに、湯通ししています。
防縮加工を施すことによって、通常の収縮率をはるかに凌ぐ1~2%の範囲に。
これは通常の化繊のカーテンの収縮率に匹敵します。
しかし、この防縮加工というのは完全に縮まなくなる加工ではありません。
防縮加工は縮みにくくさせる加工ですので、やはりお洗濯をしたり湿度の高い時期などには
少しだけ縮んだり、伸びたりします。


◆シリーズ / デザイン

【Lif/Lin フィールドシリーズ】

リネン素材のドレープ(厚手)生地で 上質な素材感を楽しめるシリーズ。
色柄の無地やストライプ・チェック柄などのシンプルなデザイン。

【Lif/Lin エアリーシリーズ】

リネン素材のレース(薄手)生地で かろやかな素材感を楽しめるシリーズ。
こちらも無地から様々なシンプルデザインのカーテンがございます。

【Lif/Lin フォレストシリーズ】

リネン素材のドレープ(厚手)生地に 刺繍を施したハイクラスなシリーズ。
植物や花柄など優しいデザインから、贅沢に刺繍をあしらった気品漂うデザインなどございます。

リフリンカーテンは、デザインや色調に関しても日本人の感性に合わせて産地と共に制作し、
日本の住宅に合うようシンプルナチュラルなデザインや北欧ベースのデザインを主に生産しています。
上の参考画像をご覧になって気付かれる方が多いと思いますが、
お客様に、「透けませんか?」とよくお声をいただきます。
レースのように透過性の高いものはもちろん透けますが、
リフリンのカーテンの目の詰まりのあるものなら心配はありません。
程よく家からの暮らしの明かりが漏れて、帰宅する家族を迎える光景が微笑ましく思えますよね。


◆お客様の声

最後に、リフリンカーテンをご購入されたお客様によるお声の一部をご紹介いたします。

1. 天然素材の新築に合わせ、カーテンも同じ天然素材に。

【神奈川県/M様】

「家を新築する際、可能な限り天然素材のものにこだわった家造りを心掛けました。
カーテンについても同様、天然のリネンカーテンをオーダーしようと決めていました。ところが、なかなかこれといった逸品に巡り合えず、店舗やネットをさまよっていたところ、リフリンに出会い、店舗で現物に触れ、迷うことなく注文に至りました。
リネンカーテンは時間によって、様々な表情を見せてくれます。
差し込む陽射しを柔らかくしてくれるので、見ていてとても癒されます。
これからも、また違う表情を楽しみに、末永くお付き合いできそうです。」

2.アート作品として窓に飾る、リフリンカーテン

【東京都/Y様】

「まるで絵画のようなリフリンさんのカーテン。我が家では、窓に飾ると言う感覚です。
リビングの小窓に選んだボーダーのカーテンは何色ものブルーが使われていてとても綺麗なので、毎日家事の合間などにうっとり眺めています。手触りもさらさらで気持ちいいです。
我が家では生活感が出ている洗面所や、暗くなりがちなトイレにもリフリンさんのカーテンをぜいたくに飾って、毎日癒されています。
家の新築をきっかけにリフリンさんのカーテンに出あいましたが、リネンの魅力にすっかりはまってしまいました。」

3.自然素材の家具との相性もバッチリ! 

【新潟県/K様】

「ソファを新調したことで、20年以上使っていた柄のカーテンを変えたくなり、色々探していたのですが、中々合う素材のカーテンには出会えませんでした。そこで出会ったのがLifLinのリネンカーテン。ソファやテーブルとの相性も抜群で、柄なのに全く派手ではなく、溶け込むように馴染んだことに感動しました。
西日がきつく、窓をふさいでしまおうかと悩んでいましたが、このカーテンにしたらそんな西日でさえも楽しみになってきました。不思議と隣の家とか見えたくないものは見えないのに、緑や青空は綺麗に透けてみえるんですね。そしてお部屋や窓がとても広くなったような気がします!」

以上、リフリンカーテンをご購入されたお客様のお声をご紹介させていただきました。
全国各地からリフリンカーテンに関する感想を述べてくださっていて、皆様の嬉しい気持ちが
伝わってきますね♪
Lif/Lin公式HPにて、他にもたくさんのお客様のお声がご覧になれますので、ご参考にぜひ!

Lif/Lin/お客様の声


まとめ

いかがでしたでしょうか?
リネンカーテンは季節を問わずオールシーズン使えることができ、
自然素材で吸水性と発散力はコットンよりも優れていて、且つ防カビ効果もある素材となります。
リネン100%の柔らかい肌触りを感じることができ、ほこりがつきにくく汚れも落としやすい。
洗濯すると縮んでしまうデメリットはありますが、おススメできるカーテンです。

当ショールームでは、約90種類のLif/Linカーテンの吊りサンプルを展示しております。
リネンのカーテンに興味のある方、
自然素材の住宅に合うカーテンをお探しの方、
オーダーカーテンをお探しの方、
などなど、気になる方は是非、見にいらして下さいね!
お見積りが必要な場合は、お家の図面、もしくは窓の寸法が分かるものをお持ちください。
詳しくはスタッフまで!

皆さまのご来店お待ちしています☆

*****************************

LEAF VILLAGE  (株式会社リーフ)  

〒589-0013

大阪府大阪狭山市茱萸木 6 丁目 1946 番

tel : 072-284-7144 fax : 072-284-7145

営業時間:10:00 ~ 18:00 水曜・木曜定休

↓ イベント情報や施工事例スタッフブログはこちらから ↓

shop   URL http://leaf-web.com

blog http://leaf-web.com/staffblog/

*****************************