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ダイニングテーブルの選び方と基礎知識


今回はダイニングテーブルの選び方についてご紹介いたします。

ダイニングテーブルには、天板の形が円形であったり四角形であったり、

脚の形も4本脚や2本脚があったりなど様々ですが、それぞれの形によって使い方が変わってきます。

素材についても天然木オイル仕上げ、もしくはウレタン塗装であったり、セラミックだったりと、

様々な素材がありますので、自分に合ったダイニングテーブルを選ぶ際、

悩まれる方も多いと思います。

今回のコラムでは、ダイニングテーブルを購入される前に知っておきたいポイントを

ご紹介したいと思います。

 

目次

 

ダイニングテーブル

 


ダイニングテーブルの天板の形


ダイニングテーブルの天板には、四角形(正方形・長方形)や円形(楕円形)などの形があります。

それぞれの形にはメリット・デメリットがあり、お部屋の印象も違って見えてきます。

 

長方形

一般的にダイニングテーブルと聞くと、この形を思い浮かべる方が多いかもしれません。

4人~6人がけのものが多く、対面や隣同士で座ったり、お部屋の真ん中、もしくは壁付けなど、

様々な用途があって使いやすい形になります。

ただ、サイズが長ければ長いほど圧迫感を与えやすいデメリットがあります。

 

正方形

1~2人など少人数でオススメな形。壁付けにしてコンパクトに使える形です。

急な来客などで、座れるスペースが確保できない点があります。

 

円形

円形は角がないので、圧迫感を感じさせず優しい印象を与えてくれます。

2人~4人ほどで使えて、座っている人と顔を合わせて座れる形になります。

円形なので壁付けはできず、広い空間を必要とします。

 

楕円形

円形と同じく、角がないので、圧迫感を感じさせず優しい印象を与えてくれます。

4人~6人がけのものが多く、円形と同じく、座っている人と顔を合わせて座れるので、

話しやすい雰囲気にさせてくれる形です。

ただ、両サイドのスペースが狭いので、座り方によっては置く食器が限られてしまいます。

 

伸長式

伸長式は、天板のサイズが変えられるダイニングテーブルで、

天板を引き出すタイプ、天板をはめ込むタイプ、

普段は折りたたんでいる天板を起こして使うバタフライタイプのものがあります。

来客がある時にスペースを増やしたい時にオススメです。

デメリットは、拡張用に天板や金具などあるので、普通のダイニングテーブルより重たいです。

 

引出し付き

天板の下にちょっとした引出し収納がついたダイニングテーブルです。

カトラリー類やテレビのリモコン・筆記用具など、小物を入れるのにちょうどいいですね。

デメリットは、引出しがある分、椅子の座面とのスペースが狭くなるので、太ももが太い方や、

脚を組んで座る方は座りづらくなります。

また、幕板の項目で詳しく説明しますが、肘付きの椅子の場合、

椅子をテーブル下へ収納する際、肘が引っかかって椅子を奥まで収納できない可能性もあります。

円形のダイニングテーブル
▲円形のダイニングテーブル
長方形のダイニングテーブル(引出し付き)
▲長方形のダイニングテーブル(引出し付き)

ダイニングテーブルの脚の形


ダイニングテーブルの脚は、天板同様に形によってメリット・デメリットがあり、

お部屋の印象も違って見えてきます。

形は大きく分けると、4本脚・2本脚・1本脚がございます。

 

4本脚

ダイニングテーブルの4隅に脚がそれぞれついている形です。

安定感があり、ダイニングテーブルの短辺にも椅子を置けば使えるので便利です。

ただ、天板の外側に脚がきているので、椅子をダイニングテーブル脚よりも更に後ろに引かないと、

出入りがしにくいというデメリットがあります。

 

2本脚

ダイニングテーブルの短辺側に脚がついているもので、T字脚やロの形をした脚などがあります。

4本脚と違って脚が真ん中よりについているので、椅子に座った状態からでも出入りがしやすいです。

椅子をそれほど後ろに引く必要がないので、ベンチチェアとの相性も良いです。

デメリットは、テーブルの短辺側に脚がくるので、邪魔になって座りにくい点があります。

 

1本脚

円形や正方形のダイニングテーブルによくみられる形で、テーブルの中央に脚があるタイプです。

そのため、広く使うことができ、出入りもしやすく、スッキリとした印象を与えてくれます。

ただ、1本脚の場合はかなり重量があり、移動させるのが困難なことがあります。

4本脚のダイニングテーブル
▲4本脚のダイニングテーブル
2本脚のダイニングテーブル
▲2本脚のダイニングテーブル

 


ダイニングテーブルのサイズについて


ダイニングテーブル面における1人分の目安は幅60cm×奥行40cmほどとなります。

4人用で使うなら最低でも120cm×80cmは必要です。

大人2人が並んで食事をすると、120cmだと肘が当たってしまうかもしれませんので、

もう少し大きくして140cm×80cmですと、ゆったりと食事ができると思います。

 

ダイニングテーブルのサイズについて

 

上記の目安を参考に、家族の人数やお部屋の大きさ・生活スタイルなども考慮して、

自分に合ったダイニングテーブルをお選びいただければと思います。

 

 


ダイニングテーブルの幕板について 


天然木のダイニングテーブルの中には、幕板がついているものがあります。

幕板とは、脚と脚をつないでいる板のことを指します。

機能としては、天板と脚を固定して強度をもたせて、

無垢の天板の場合は反り止めとしての役割もあります。

ただ、この幕板があることによってデメリットも生まれます。

それは、椅子に座った時に、幕板が邪魔で脚が組めなくなることや、

肘付きの椅子がダイニングテーブル下に収納することができなくなる場合もあります。

 

ダイニングテーブルの幕板

 

■幕板ありのメリット

 ・横揺れの防止
  脚と脚とをつなぎ、天板とも固定されるので、横から振動を加えたり
  ぶつかったりしてもびくともしません。

 ・反り止めの役割
  無垢材の場合に限りますが、乾燥などによる天板の反りを防いでくれる役割があります。

 

■幕板ありのデメリット

 ・ゆとりがなくなる
  幕板があることによって、椅子に座った時に幕板と太もものあいだの隙間が少なくなります。
  また、幕板の幅が広かったり、太ももが太い方だと脚を組むのが困難な場合があります。

 ・肘付きの椅子が収められない
  幕板があることによって、肘付きの椅子が幕板にあたり、椅子をダイニングテーブル下に
  収納できなくなる場合がございます。

 

肘付きの椅子を持っている、もしくは買う予定がある方や、

ダイニングテーブルに強度と安定さを求めるのなら、

幕板付きのダイニングテーブルがオススメです。

 

 


ダイニングテーブルと椅子の高さについて


ダイニングテーブルと椅子の座面の高さを検討するにあたって、差尺という言葉があります。

差尺とは、椅子の座面からダイニングテーブルの天板までの高さのことで、

この差尺が大きすぎると天板が高く感じられ、小さいと脚が窮屈に感じてしまいます。

適切な差尺は27cm~30cmと言われております。

差尺について

自分に合った最適なダイニングテーブルと椅子の差尺は、

下記の計算式でだすことができます。

差尺の算出方法: (座高÷3)-2

まず座高の求め方ですが、身長×0.55で座高を調べることができます。

例えば身長が160cmの方を例にすると…

160×0.55=88cmとなり、この数字がその人の座高になります。

この座高88から3で割ると、約29となり、

29から2を引くと、27となります。

160cmの身長の方にあった差尺は27cmとなります。

適切な差尺は27~30ですが、これは一般的な目安にしかすぎませんので、

あくまでもご参考までに。

 


ダイニングセットのスペースについて


ダイニングセットを置くスペースとして、4人掛けのダイニングテーブルを例にしてみます。

ゆったりと食事などができるよう幅は140cm、奥行きが80cmの4人掛けダイニングテーブルで、

椅子の後ろは、その椅子の出し入れのために約75cmほどあけて、

椅子のない方は通路としてダイニングテーブル端から壁や家具まで、

約60cmはスペースをあける必要があります。

下の図のように、ダイニングセットをお部屋の中央に置くとすると、

最低でも、奥行きは230cm、幅は260cmが必要となります。

短辺のどちらかを壁付けやキッチンカウンターに付ける場合は、幅は2mほどが最低限必要となります。

 

4人掛けダイニングセットの必要スペース
▲4人掛けダイニングセットの必要スペース

 

次は円テーブルの場合のスペースについてみていきます。

円テーブルは壁付けにはできないので、お部屋の中央などに置くことが多いと思います。
(壁付けでもできますが、4人座ることができなくなったり、ダイニングの見た目が崩れてしまいます。)

そして、円テーブルは長方形よりも多くのスペースを必要とします。

下の図は、直径110cmのテーブルの場合、必要なスペースは、

110cm+75cm+75cm=260cm角 となり、4人掛けダイニングセットと同等のスペースを必要とします。

 

4人掛けダイニングセットの必要スペース(円テーブル)
▲円テーブルの必要スペース(十字型)

 

円テーブルにて椅子を上の図のように置くと、スペースをとってしまいますので、

十字型に椅子を置かずに、Ⅹ型に椅子を置くと、省スペースで使うことが出来ます。

 

4人掛けダイニングセットの必要スペース(円テーブル)
▲円テーブルの必要スペース(Ⅹ字型)

円テーブルをコンパクトに置きたい場合は、上の図を参考にして配置してみてください。

 


ダイニングテーブルの素材


ダイニングテーブルに使われる素材は多種多様にあります。

無垢板や集成材などの木製天板、セラミック、ガラス、メラミン、

今では人気が高まりつつあるモールテックスなどもございます。

それぞれのダイニングテーブル天板の特徴やメリット・デメリットを紹介いたします。

 

 ■木製天板

 ・無垢材

  天然の木をそのまま使った木材のことで、一本の丸太から切り出した1枚の板や、
  切り出した木材同士をつなぎ、貼り合わせて、1枚の板(巾はぎ材)になるように加工
  したものがあります。
  無垢材の仕上げ方には大きく2種類あり、オイル塗装とウレタン塗装があります。
  こちらの仕上げ方の特徴などに関しては、後程お伝えいたします。
  共通して言えることは、どちらの塗装でも木目の美しさを見れることです。

 

 

 ・集成材

  木材を細長くカットしたものを縦に継いでいき、
  同じような木材を横方向からも接着した木材になります。
  

 【メリット】
  安価で反りにくく、安定した品質が特徴です。

 【デメリット】
  継ぎ目がたくさんあるので、直線的なラインが気になる方にはオススメできません。

 

 

 ・突板

  木の板を薄くスライスしたものを、ベニヤ板などの芯材に貼り付けた木材。

 

 【メリット】
  1枚板のような風合いを楽しめるのに、安価で軽く移動させやすいのが特徴。

 【デメリット】
  安価なため、デザインによっては安っぽく見えてしまったり、傷がつくと、
  中の芯材が見えてしまうこともあります。

 

 

 ■セラミック天板

  セラミックは無機材料を高温で焼きかためたもので、ダイヤモンドに迫るほど
  非常に硬いのが特徴です。

 

 【メリット】
  熱・傷・汚れに強い。アルコール消毒も気兼ねなくできるので、いつでも清潔さを保てます。

 【デメリット】
  価格が高く、重量があり、冷たい印象を与えます。また、天板に食器を置いたときの音が
  気になる方も。

 

 

 ■ガラス

  透明なので圧迫感のない空間を演出してくれます。クールで都会的な印象を与えてくれます。

 

 【メリット】
  圧迫感を感じさせず、お部屋を格好よく演出してくれます。
  また、汚れが付いてもさっと拭き取れば簡単に落とせます。

 【デメリット】
  ガラスなので、強い衝撃や重いものを落とすと割れることも。また、セラミックと同様に、
  天板に食器を置いたときの音が気になる方にはおすすめできません。
  

 

 ■メラミン化粧板

  メラミン樹脂を浸透させた紙を何層にも重ね合わせた薄い板を芯材に貼り合わせた天板。
  木目調や大理石、無地など様々な仕上げにすることができます。

 

 【メリット】
  熱・傷・水・汚れに強く、カラーや模様などバリエーションが豊富。
  大量生産によって安価なため、天然木のような色柄をメラミン化粧板で楽しむことができます。

 【デメリット】
  人工物になるので、自然の質感・風合いが劣ります。ですが、最近の印刷技術の進歩で、
  見分けがつかないほど再現度が向上しています。

 

 ■モールテックス

  ベルギーのBEAL社が開発した薄塗りの左官塗材。 モルタルに特殊な樹脂を混ぜて作られ、
  モルタルと比べると滑らかで艶があるのが特徴です。

 

 【メリット】
  防水性・耐久性・デザイン性があり、どんな素材にでも塗り付けることができます。
  メンテナンスをすることで、半永久的に使い続けることができます。

 【デメリット】
  価格が高く、施工が難しく、施工日数が長くかかります。
  また、定期的なメンテナンスも必要となります。

 

無垢材ダイニングテーブル
▲無垢材ダイニングテーブル
モールテックスダイニングテーブル
▲モールテックダイニングステーブル

 


無垢材家具に塗装をする理由


無垢材の家具にはいろいろな塗装が施されていますが、

そもそもなぜ無垢材家具に塗装が施されているのかご存じでしょうか?

木材は何も塗装が施されていない状態だと、

水などの液体が木材の奥深くまで染み込みやすく、

シミになったりカビが生えてきたりします。

そういった液体の浸透を防ぐために塗装を施すので、

言わば木材の「保護」になります。

 

オイル仕上げで無垢材を保護
▲オイル仕上げで無垢材を保護

 

また、塗装を施すことによって、より見た目が綺麗になります。

塗装することによって木目を際立たせ、木材の魅力を引き立たせてくれる役割も担っています。

塗装の違いで家具の表情は異なり、メンテナンスの方法も違ってくるので、

無垢材の家具を選ぶ際は、施されている塗装について知っておくことは重要だと思います。

次の章では無垢材家具によく使われている2つの塗装についてお伝えいたします。

 


ダイニングテーブルのオイル仕上げとウレタン塗装


無垢材のダイニングテーブルの仕上げ方法には主に2つあります。

「オイル仕上げ」「ウレタン塗装」です。

無垢材のダイニングテーブルを購入された方は、

どちらを選ぶべきか悩んだことはありませんか?

それぞれの塗装にはメリット・デメリットはありますが、

それらを知ったうえで自分に合った方を選べば後悔はないと思います。

 

オイル仕上げについて

■オイル仕上げの特徴

オイル仕上げは木にオイルを染み込ませる塗装になります。

木の表面に塗装の膜を張らないので、木の本来の優しい質感を味わうことができ、

経年変化による色合いの変化を楽しむこともできます。

普段のお手入れは乾拭きが基本ですが、どうしても水拭きをしたい場合は、

固く絞った布巾で水拭き後、残った水気を乾拭きで拭き取る流れになります。

 

■オイル仕上げのメリット

・木の優しい質感を味わえる。

・多少のキズや汚れはメンテナンスで直せる。

・凹みは水やスチームアイロンを使って直せる。

・植物性オイルを使っているので小さな子どもがいても安心。

 

■オイル仕上げのデメリット

・水じみや油じみがつきやすい。

・定期的なオイル仕上げ(メンテナンス)が必要。

・木は呼吸しているので、反ったりねじれが生じる。

 

■オイル仕上げのメンテナンス方法

オイル仕上げの無垢材家具のメンテナンス方法は、

年に数回、家具用のメンテナンスオイルを塗装すること。

これだけで艶や強度が増し、ちょっとした傷があっても目立ちにくくなります。

傷が気になる場合は、サンドペーパー等を使って削り、オイルを塗り込みます。

 

天然木は乾燥に弱いので、定期的なオイル仕上げが必要になるのですが、

メンテナンスをする時間がない方や面倒だな~と思われる方にはオススメできません。

ただ、傷や汚れができても、その都度メンテナンスをすれば、

綺麗な状態で使えることができるのが、オイル仕上げの良いところです。

 

ブラックチェリー材天板のメンテナンス。研磨により輪染みや汚れが消えています。
▲ブラックチェリー材天板のメンテナンス。研磨により輪染みや汚れが消えています。

 

ひまわり油、大豆油、アザミ油などが主成分の植物性メンテナンスオイル。
▲ひまわり油、大豆油、アザミ油などが主成分の植物性メンテナンスオイル。

 

 

ウレタン塗装について

■ウレタン塗装の特徴

ウレタン塗装とは、木の表面にウレタン樹脂を塗装したもので、

マニキュアのように薄い膜でコーティングをした仕上げになります。

水や汚れに強く、光沢のあるツルツルとした質感となります。

普段のお手入れも、水拭きで簡単です。

 

■ウレタン塗装のメリット

・水や汚れに強く、何かをこぼしてもサッと拭き取れば綺麗になる。

・メンテナンスが不要

・反りやねじれが生じにくい。

 

■ウレタン塗装のデメリット

・一度ついてしまった傷や凹みは直せない。

・傷がつけばつくほど、白くにごってしまう。(ウレタンの塗膜が傷つくため)

・綺麗にするには、ウレタンの塗膜を全て剥がして再塗装が必要。(時間とコストがかかる)

 

■ウレタン塗装のメンテナンス方法

オイル仕上げのような定期的なメンテナンスは必要なく、

普段の水拭きなどのお手入れで十分ですが、

頑固な汚れがある場合は、希釈した中性洗剤で拭き取ります。

 

ウレタン塗装は水や汚れに強く、メンテナンスが必要ないところをみると使い勝手は良さそうですが、

使えば使うほど細かい傷もついて白っぽくなっていきます。

実際に、私の実家では無垢材ウレタン塗装のダイニングテーブルを18年ほど使っているのですが、

全体的に細かい傷が多く、ピカピカだった表面はザラザラになり、白くぼやけているかんじです。

 

ダイニングテーブルは、その家の中心となる家具になります。

汚れたり壊れたりしたら捨てるのではなく、綺麗にしたり修理して、また使い続けていく。

そうやって何度も何度も使い込んでいくと良い風合いになり、愛着も湧いてきます。

何年何十年と末永く使っていくことができるオイル仕上げの家具を選んでいただければ嬉しいです。

 

ダイニングテーブル

 

 


弊社ショールームで取り扱いのダイニングテーブル


最後に、弊社ショールームで取り扱っているダイニングテーブルについてご紹介します。

素材で言うと、天然木無垢材(オイル仕上げ)とモールテックスのダイニングテーブルになります。

天然木無垢材(オイル仕上げ)では、4本脚や2本脚・4種類の材質・天板の形も様々です。

モールテックスは、ラフィンゲートさんの商品を取り扱っており、脚や天板の形は様々ございます。

 

■天然木無垢材(オイル仕上げ)のダイニングテーブル

 

 ・ブラックチェリー材
  世界的に人気が高く、水にも強く耐久性にも優れている。また加工性や安定性も優れていることか  
  ら古くから高級家具材として利用。主に北米の北東部に生育する樹で、「アメリカンブラックチェ
  リー」とも呼ばれている。
  木目は比較的おとなしく、緻密な木肌を持ち、表面の仕上がりは艶やかでなめらか。
  経年変化も大きく、初めは白に近い淡い紅褐色のものが、時間の経過につれ赤みがかった濃い紅褐
  色となり、艶も増して独特な風合いとなる。

 

ブラックチェリー材のダイニングテーブル
▲ブラックチェリー材のダイニングテーブル

 

 ・オーク材
  日本では“ナラ材”と呼ばれ、虎斑(とらふ)と呼ばれる美しい木目が特徴。重厚感があり耐久性も高い
  うえに、加工しやすく、古くから親しまれている。ナチュラルな雰囲気から高級なアンティーク家
  具にもよく使用されている木材。
  経年変化で、白色から少しずつ黄色味を帯びてくる。共に過ごす時間が長ければこそ味わうことの
  できる自然が創り出したナチュラルカラー。

 

オーク材のダイニングテーブル
▲オーク材のダイニングテーブル

 

 ・ウォールナット材
  色は深みがある濃い褐色で、落ち着いた高級感のあるインテリアによく合う。重く硬いため丈夫
  で、なおかつ加工しやすく狂いが生じにくい“強靭さ“を併せ持っています。色々な素材との組み合
  わせを楽しめる万能さも魅力の一つ。
  他の木材に比べ価格は高く、マホガニー、チークとともに世界三大銘木といわれている。
  経年変化で、明るい色へと変化する。環境の違いや個体によって差がありますが、ゆっくり変化す
  る家具で、私たちと同じように、時を重ね、味わい深くなっていく。

 

ウォールナット材のダイニングテーブル
▲ウォールナット材のダイニングテーブル

 

 ・バーチ材
  木目は美しく、節が少ない。
  ほどよい光沢感もあり、上品な見た目で、淡いピンク色や淡いクリーム色。
  経年変化は、それほど大きくは変わらず、次第にほんのりと落ち着いた深みのある色に。

 

バーチ材のダイニングテーブル
▲バーチ材のダイニングテーブル

天然木無垢材について詳しく知りたい方はこちらまで!

 

■モールテックスのダイニングテーブル

 ・モールテックスとは
  モルタルにさらに柔軟性、防水性などを加えた建材になります。
  モールテックスは、優れた機能と高いデザイン性を合わせ持つ「デザインコンクリート」を、
  薄塗りでつくれる仕上げモルタルで、ベルギーのメーカーBEAL社が開発した左官塗材です。
  モールテックスはモルタルとほぼ同じ材料となりますが、特殊な樹脂を混ぜて作られています。
  防水性があるので、洗面台やキッチン、屋外などにも施工が可能で、
  柔軟性もあるので、どんな素材にでも塗ることができます。
  ベルギーでは20年以上の歴史を持つ建材で、日本ではまだ認知度は低いですが、
  徐々に人気がでてきて、家具をはじめ、雑貨や建築など様々なところで採用されています。

  モールテックスをより詳しく知りたい方はこちらまで!

 

 ・展示しているモールテックスダイニングテーブル
  弊社ではラフィンゲートさんのモールテックスダイニングテーブル”アッシュグレー38″を
  展示しています。
  天板の厚みは38mm、選べる脚は6種類、選べるモールテックスカラーは7種類となります。
  アッシュグレー38以外の商品も取り扱っております。

 

ベージュ色の天板×オーク材の脚のモールテックスダイニングテーブル
▲ベージュ色の天板×オーク材の脚のモールテックスダイニングテーブル

 

ミディアムグレー色の天板×アイアンの2本脚のモールテックスダイニングテーブル
▲ミディアムグレー色の天板×アイアンの2本脚のモールテックスダイニングテーブル

 

▲天板厚60mmのモールテックスダイニングテーブル。天板色カカオ×アイアンの2本脚

 

 

お家全体から見ますと、ダイニングテーブルはそこに住まう家族が集う中心的な家具となります。

選び方によってはお部屋の印象を左右する家具とも言えます。

ダイニングテーブルを選ぶ際、きっと素材やサイズなどで迷われると思いますが、

そんな時に、このコラムを読んでいただき、少しでもお役に立っていただければ幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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