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住宅選びのモノサシ ~1~


「家具から始める家づくり」リーフの猪倉です。

最近、住宅のお問い合わせをいただくことが多く、住宅ローンシュミレーションや3DCADソフトを触る時間が多くなりました。

2019年に増税されるといわれている消費税や2020年のオリンピックなど様々な要因がある中でいつ建てるかというタイミングも大切な要素です。

家づくり勉強会から続いて個別で開催させていただいた資金相談会もいつ建てるかという「時期」といくら掛けるかという「予算」をまずは決めるのが大きなテーマです。

それが決まったら次に大切なのが「モノサシ」を持つということ。

家づくりの「モノサシ」を持つ

「モノサシ」とは、言い換えると「基準」

何処の工務店さんで建てようとも基準をしっかり持っておかないと、モデルハウスを回るたびに知識が増えるばかりで混乱しがち。

そして最初の「モノサシ」は断熱性能です。

断熱性能というと外断熱とか内断熱。発泡系断熱材とかグラスウールとか工法や素材論争になりがちですが、めちゃくちゃ大雑把に言えばそこにあまり重要性はなく、結局のところ、家全体の断熱性能を数値で表した時にいくらなのか、という点が大事なのです。

 

断熱性能を示すUA値、0.6がまずは目指す基準

断熱性能を示す数値として以前はQ値が使われていましたが、最近はこのUA値が使われています。

こちらは熱の逃げやすさを表した数値なので、数字が小さければ小さいほど熱が逃げない。

極端な話、0だと、室温がずっと保たれたままです。

現在は強制力のないこのUA値を2020年になると強制力を持ってきます。

現在の「長期優良」レベルである平成25年基準。

関西の6地域だと0.87になります。

さらに性能を高めて0.6を切るようになるといわゆるZEHレベル。

太陽光パネルなどを載せて、家庭で消費するエネルギーが自家発電する分ですべて間に合うレベルです。

さらに、高性能なのがHEAT20のG1,G2グレード。

最終的には年数をかけてこのレベルまでが法制化されるのだと思います。

 

検討している工務店に「UA値」どれくらい?と聞いてみよう

さて、あと3年で変わるこの断熱基準。

もちろん、先を見据えたハウスメーカーさんや工務店さんはすでに、断熱性能の向上に取り組まれ、積極的に数値も公表されています。

ところがあと3年で基準が義務化されることを知らないか、知っていても詳しく内容を把握していない工務店さんがあるのも事実。

「あと3年で基準が厳しくなるから今のうちに低いレベルで建てておこう」なんてなってしまえば本末転倒ですね。

もし、今後、色々な工務店さんを見て回る機会があったら是非

「今まで建てた住宅のUA値はどれくらいですか?」と聞いてみましょう。

 

 

ちなみに当社の高気密高断熱モデル「はつがのの家」はUA値0.56w/㎡K

HEAT20のG1グレードの目標に設計しています。

 

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株式会社 リーフ 代表取締役 猪倉 厚
1級建築士・宅建士・インテリアコーディネーター
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株式会社リーフ
(シャルドネ大阪南港・アールプラスハウス大阪南港)
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