ブログ
立野木材工芸特集 ~伝統の技と、現代の感性
福岡県大川市に工房を構える「立野木材工芸」。
伝統を重んじながらも、現代のライフスタイルに寄り添う「BENCA」などの独創的なブランドを展開する、日本を代表する家具メーカーのひとつです。
弊社が立野木材工芸さんと出会い、パートナーシップを築くに至ったのは、単に製品が素晴らしいからだけではありません。そこには、互いのコンセプトに共通する「ある強い想い」がありました。
今回のコラムでは、立野木材工芸さんの歴史を紐解きながら、私たちとの共通点や、共に目指す未来についてお話しします。
目次
出会い:私たちが「立野木材工芸」に惚れ込んだ理由
歴史 :製材所から始まった「木の目利き」のすごさ
想い :家具は「道具」ではなく、大切な「家族」
感性 :女性目線でつくられた、優しく使いやすいデザイン
約束 :これから私たちが一緒に届けていきたいこと
商品 :立野木材工芸の人気の家具
最後に:【 POP UP STORE】in LEAF VILLAGE イベントについて

出会い: 私たちが「立野木材工芸」に惚れ込んだ理由
今からおよそ8年ほど前のこと。私たちリーフは、福岡で毎年開催されている「大川家具新春展示会」に足を運びました。数多くのメーカーが並ぶ広い会場の中でふと足が止まり、目が釘付けになったブースがありました。それが「立野木材工芸」さんとの出会いです。
そこでまず驚いたのは、そのブースの設えの素晴らしさでした。他のブースとは明らかに違う、洗練された空気感。実は、立野木材工芸を牽引されているのは女性の社長さん。ブースに広がっていたのは、まさにその女性社長ならではの細やかな視点や感性が息づく、おしゃれで温かみのある空間でした。
そして、そこに並んでいた家具たち。 ただ形が美しいだけでなく、角の丸みや手触りに「優しさ」が溢れていました。現代的なセンスを感じるおしゃれなデザインでありながら、どこかホッとする安心感がある。
「この空間を、そのままお客様に届けたい」
そのとき感じた直感的なときめきこそが、私たちが立野木材工芸さんに惚れ込み、今日まで続く深い信頼関係を築くはじまりとなったのです。

歴史: 製材所から始まった「木の目利き」のすごさ
家具づくりの町、福岡県大川市。そこに数ある家具メーカーの中でも、立野木材工芸さんは少し特別な背景を持っています。彼らの歩みは1949年、家具屋としてではなく、丸太から板を切り出す「製材所」から始まりました。
この「製材所から始まった」という事実は、彼らがつくる家具の質を決定づける非常に重要なポイントです。
- 丸太の「中身」を言い当てる目利き
製材所は、丸太の皮の状態や形を見ただけで、その中にどのような木目が隠れているかを読み解く仕事です。立野木材工芸さんには、長年培われた「木の命を読み解く眼」があります。どの部分をどう切り出せば、最も美しく、そして反りや狂いの少ない丈夫な部材になるか。その判断力は、一朝一夕に身につくものではありません。 - 「木の癖」を知り尽くした設計
木は伐採された後も呼吸を続ける生き物です。製材から自社で行う彼らは、乾燥の重要性や木の「動き」を熟知しています。木の個性を否定するのではなく、その個性を活かしながら、何十年と愛用できる家具へと昇華させる技術。そこには、素材の川上(製材)から川下(完成)までを一貫して見つめてきた誇りが宿っています。
「木をただの材料としてではなく、命あるものとして扱う」。 立野木材工芸さんの家具を触ったときに感じる言葉にできない安心感は、この70年以上にわたる「木との対話」の歴史から生まれているのです。

想い: 家具は「道具」ではなく、大切な「家族」
■共に歩んできた「本物」への道のり
立野木材工芸さんは、大川の地で70年以上、木という命ある素材に敬意を払い、使い手に寄り添うものづくりを続けてこられました。 一方で私たちリーフもまた、大阪で家具・キッチンの専門店としてスタートし、「一生を共にできる天然木の家具」を提案し続けてきた歴史があります。
歩んできた場所や役割は違っても、私たちの根底には常に「家具は単なる生活の道具ではない」という強い信念が共通していました。
■「使い捨てる」から「共に育つ」へ
今の時代、安くて便利な家具はいくらでも手に入ります。しかし、私たちが立野木材工芸さんと共にお届けしたいのは、数年で買い替える消耗品ではありません。
- 立野木材工芸
製材の段階から木の個性を読み解き、数十年後を見据えた強さと美しさを吹き込む。 - リーフ
その確かな家具を、お客様一人ひとりの暮らしの物語に合わせて丁寧にコーディネートし、使い込むほどに増していく愛着と味わいを一生ものの喜びとして繋いでいく。
■家族の記憶を刻む「居場所」をつくる
子供がつけた小さな傷も、家族で囲んだ食事の跡も、年月を経てすべてが「味わい」に変わる。それは、立野木材工芸さんの確かな技術と、リーフの「本物を届けたい」という情熱が合わさって初めて実現する価値です。
玄関を開けたとき、木の香りと共に「おかえり」という温もりが伝わってくる。そんな家族のように愛着の持てる家具がある暮らしを、私たちはこれからも立野木材工芸さんと共に守り続けていきます。


感性:女性目線でつくられた、優しく使いやすいデザイン
私たちが8年前、立野木材工芸さんのブースで感じた「他とは違うときめき」。立野さんの細やかな視点と、作り手の愛情が細部にまで宿る、しなやかな感性にありました。伝統的な家具づくりの世界に、暮らしを慈しむ女性ならではの感性が融合することで、あの唯一無二の洗練された空間が生まれていたのです。
立野木材工芸さんが手掛けるプロダクトや空間には、暮らしの細部にまで気を配る、しなやかな感性が満ちています。伝統の技を大切にしながらも、女性らしい柔らかな視点を取り入れることで、今の住まいにふさわしい、おしゃれで温かみのあるデザインが生み出されています。
- 「触れたくなる」曲線美と安心感
立野さんの家具、例えばブランド「BENCA(ベンカ)」などに見られるデザインは、どこに触れても角がなく、滑らかに仕上げられています。これは単なる見た目の美しさだけではありません。小さなお子様がいるご家庭での安全性や、ふとした瞬間に手が触れたときの心地よさを追求した結果、たどり着いた「優しさ」のカタチなのです。 - 「日常の動作」を一番に考える設計
毎日使うものだからこそ、ストレスがないこと。女性の視点は、キッチンの動線や収納の開け閉め、掃除のしやすさなど、生活のリアルな場面に寄り添っています。「おしゃれなだけ」で終わらない、暮らしの中にすっと溶け込む使い勝手の良さは、実際に家事を担うことの多い女性ならではの知恵が活かされているからです。 - 空間を彩る「華」と「温もり」の両立
展示会で私たちが目を引かれたブースの設え。あれはまさに、家具を単なる「製品」としてではなく、そこに花を飾り、お気に入りの食器を並べ、家族が笑顔で集う「シーン」として捉えている証拠です。洗練されているけれど決して冷たくない。そんな絶妙なバランスのデザインが、私たちの心をつかんで離しませんでした。
「おしゃれで、でもどこか懐かしくて、最高に使いやすい」。 そんなわがままを叶えてくれる立野木材工芸さんの感性は、私たちがお客様にご提案したい「理想の暮らし」に、なくてはならないスパイスとなっているのです。

約束: これから私たちが一緒に届けていきたいこと
立野木材工芸さんと私たちの関係は、あの日、展示会で感じた「ときめき」から始まり、今では揺るぎない信頼で結ばれたひとつのチームとなりました。
私たちはこれからも、立野木材工芸さんという最高の作り手と共に、お客様へ次の「3つの約束」を届けていきたいと考えています。
- 「10年後、20年後がもっと楽しみになる家具」を
木は、時を重ねるごとに色艶を増し、深い味わいが出てくる素材です。立野さんの確かな目利きと技術で作られた家具が、お客様のご家庭で「かけがえのない家族の一員」となり、数十年後に「この家具と一緒に歩んできて良かった」と微笑んでいただけるような、息の長い暮らしを提案し続けます。 - 「作り手の体温」が伝わる温度感を大切に
効率化や大量生産が進む世の中だからこそ、私たちは「誰が、どんな想いで作ったか」という物語を大切に伝えていきます。職人の手仕事の跡、女性デザイナーの細やかな気配り。それらが生み出す「心の安らぎ」を、家具を通じてお客様の日常にお届けすることをお約束します。 - 「おかえり」が聞こえる、世界で一番温かい居場所づくり
立野木材工芸さんの哲学である「おかえり、と迎えてくれる家具」。その精神を私たちが受け継ぎ、お客様が玄関を開けた瞬間に、木の香りと優しさに包まれて心からリラックスできる、そんな住まいづくりを全力でお手伝いさせていただきます。
家具を選ぶことは、これから先の人生を共にする「パートナー」を選ぶことでもあります。
立野木材工芸さんが一本の丸太から最高の板を切り出すように、私たちもまた、お客様の想いという原石を、最高の暮らしというカタチに磨き上げていく。そんな情熱を持ち続け、皆様の幸せな毎日に寄り添い続けていくことをお約束いたします。
商品 :立野木材工芸の人気の家具
「一生モノ」として愛される、立野木材工芸さんの代表的な家具をご紹介します。
■「ANEMONE(アネモネ)」2ドアキャビネット
私たちが展示会で一目惚れした、あの洗練された空気感を形にしたのが、この「BENCA」ブランドで、
なかでも人気の「ANEMONE(アネモネ)」2ドアキャビネットは、扉の木目の流れが斜めに流れていて、その流れにそっと佇む丸型のつまみが優美さを醸し出しています。
キャビネットの内側には可動棚や小引出しがあり、よく使うものをスムーズに取り出せます。

■「CLANK(クランク)」キャビネットH925
圧迫感の感じられない、且つ、シンプルなキャビネット。
食器棚として使うのもよし、本棚やコレクションボードとして使うこともできます。
素材はウォールナット・オーク・メープルの3種類から選べます。
埃をを気にせず、お気に入りのモノをしっかりと見せながら収納できます。

■「noon(ヌーン)」デイベッド
幅が1790、奥行が640のこのデイベッドは、来客時用のベッドとしてはもちろん、一人暮らしのベッド、またはコンパクトなソファとしても使え、様々なシーンで活躍できます。
クッションカバーはカバーリング仕様なので、取り外して洗濯も可能です。
選べる材質は、オーク・ウォールナット・ブラックチェリーの3種類から。

■「MIMOSA(ミモザ)」ダイニングテーブル
天板の四隅や脚部は滑らかな曲線に仕上げられて、この「優しい丸み」は、小さなお子様がいるご家庭に安心感を与えるだけでなく、ふとした瞬間に手が触れた際の心地よさを生んでいます。
引出しが複数ついていて、カトラリーやコースター、文房具など、細々としたものをさっと収納できるため、食事の時間も、仕事や勉強の時間も、常に美しい天板の上で気持ちよく過ごすことができます。

■「Kamille(カミーユ)」ベンチ
板座のベンチでありながら、驚くほど体に馴染むのは、座面の中央に向かって緩やかな傾斜がついているから。この絶妙なカーブが体圧を分散し、長時間座っていてもお尻が痛くなりにくく、疲れにくい設計になっています。
材質はオーク、ブラックチェリー、ウォールナットの3種類からで、幅は1000、1200、1400mmから選べます。

最後に:【 POP UP STORE】in LEAF VILLAGE イベントについて
8年前の展示会で感じた「ときめき」は、今、確信へと変わっています。
立野木材工芸さんが丸太から切り出すのは、単なる板ではなく、誰かの家で「家族」として愛されるための温かな命の欠片です。私たちリーフは、その作り手の体温が伝わる家具を、お客様の人生という物語の中へ丁寧にお届けしたいと考えています。
「この家具を選んで、本当によかった」
そう思える毎日を、私たちはこれからも立野木材工芸さんと共に提案し続けていきます。
【POP UP STORE】
LEAF VILLAGE × TATENO WOOD ART
心地よい暮らしをつくる家具展 ”食器をしまう場所、飾る場所 ”
■会 期 |2026年5月23日(土)~6月7日(日)
■場 所 |LEAF VILLAGE(大阪狭山市茱萸木6丁目1946番)
■営業時間|10:00 ~ 18:00 ※水曜・木曜は定休日
洗練された空間の中で、本物の木の香り、滑らかな手触り、そして「おかえり」と迎えてくれるような温かさを、ぜひ会場で体感してみてください。
皆様のご来場を、スタッフ一同心よりお待ちしております。
