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天然木キッチンの仕様や面材について

木製のキッチンの素材は、無垢材や突板、プリント合板などがあります。リーフで扱っているキッチンは無垢材と突板の２つの素材（仕様）です。主に、無垢材はオーダーキッチン、突板はイージーオーダーキッチンで取り扱っております。よくお客様から「無垢材と突板の違ってなに？」と、聞かれることが多いです。そこで今回は、無垢材と突板の違いやメリットとデメリットをご紹介します。

また、無垢材の場合のみキッチン扉の面材をフラットタイプか框組か選択が出来ます。フラットタイプと框組それぞれのメリット・デメリットについても一緒にご紹介します。

突板と無垢材とは

突板とは

天然木を厚さ0.2～0.3ｍｍくらいに薄くスライスしたものを、ベニヤ板や合板などに張り付けたもの。

無垢材とは

丸太から切り出したままの木材、一枚板。接着剤で合成した集成材に対して、無垢材はそのまま製材品として利用する木材（木を製材したままで、そこから乾燥や研磨除く加工などをしていないもの）。

キッチンの突板と無垢材のメリットとデメリット

突板のキッチンのメリット

・木目の流れが揃っている（色の差が少ない）

・無垢材よりも価格が抑えられる

・反ったり割れたりしにくい

・木の質感が一目だけでは無垢材と見分けがつかないくらいリアルに表現されている

突板のキッチンのデメリット

・突板仕様なので、上の写真のように木口が見える

・突板は表面だけが本物の木なので、サンドペーパーで削りすぎたり、傷がつくと下地が見えてしまう

・環境の変化により、はがれる可能性がごくまれにある

・自分で修復できない

無垢材のキッチンのメリット

・日常のお手入れで末永く使える

・調湿効果もあるので快適な湿度を維持できる

・経年変化も楽しめる（色や艶など）

・温もり、香り、肌ざわりなどを感じられる

・ホルムアルデヒドなど接着剤を使わないので、健康に関するリスクが低い

無垢材のキッチンのデメリット

・反ったり、割れなどが生じることもある

（調湿作用より湿気を吸収して膨張したり、逆に湿気を放出して収縮やひび割れを起こしたりする可能性がある。上の写真のように食洗機のドア面材が反る）

・水や汚れを放置すると染みになる

・経年変化する（色見の変化を嫌がる）

・突板と比べると値段が高い

・継続的なメンテナンスが必要

☺︎反りが気になる方や、価格を抑えたい方は突板のキッチンを。日常のお手入れで末永く使いたい方、ホルムアルデヒドなど接着剤を使わないので健康に関するリスクが低い方がいい方は無垢材のキッチンをオススメします。

キッチンの面材フラットタイプと框組

フラットタイプ

キッチンの面材がフラットタイプのメリットは、扉や引出の木目がそろっているのできれいな仕上がりになります。見た目の統一感やキッチンの扉や引出をスッキリ見せたい方にオススメです。

フラットタイプのデメリットは、無垢材なので、框組より反りやすいです。反りが気になる方には反り止めを付けることもできますが、それでも多少は反ります。反りが気になる方には不向きです。

框組

角材を四方に枠組みし、ガラスや板などをはめこんだものを「框組」といいます。

キッチンの面材が框組のメリットは、框組があることで見た目の重厚感が増し、上質さがアップします。クラシカルやカントリー風なデザインテイストのキッチンがお好きな方には框組がオススメです。また、框組にすることで反りを防止することができます。

ただし、框組のデメリットとして、框組はホコリがたまりやすいので、掃除が必要になります。

☺︎木目が揃ったキッチンがいい方や多少の反りは気にならない方はキッチン扉の面材はフラットタイプを。カントリー風なキッチンにしたい方や反りが気になる方はキッチン扉の面材は框組をオススメします。

使いやすく、暮らしに合ったキッチンが見つかりますように！

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