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構造塾に行ってきました!
「家具から始める家づくり」リーフの猪倉です。
このところ、雨が続いていましたが、昨日の大阪南港は綺麗に晴れあがっていました。
これで、花粉がもう少しましになってくれれば良いのですが(^^;
そんな昨日は、株式会社M‘s構造設計の佐藤さんが講師を努める「構造塾」に参加してきました。
昨年、夏から隔月に開催されていた「構造塾」。
今回で1年目講座の最終回となりました。
私自身、建築学生時代、もちろん勉強で建築の構造についても学び、1級建築士の試験の際にも勉強したのですが、実務でも構造は構造計算事務所にお任せの部分が多く、そんなに理解が深かったとは言えません。
「3世代に渡って資産価値の落ちない家」を造る限りは、全棟で構造計算を行い、耐震等級3を標準とする必要がありますが、ラフスケッチの段階から基礎、架構などの構造的な意味合い理解し、いざ構造計算に出した時でも大きな変更が無いようにするためには、木造住宅の構造に関して、深く理解しておく必要があります。
昨日の口座でも佐藤さんがお話されていましたが、「建築基準法では、建物の構造をちゃんと計算して確認することと書かれているのに、確認申請時にその提出義務がないことで、計算自体が不要という誤った認識がはびこっている」のが、現状です。
住宅のプランをお客様と打合せする際に、吹き抜けや広いLDKなどいろいろな要望を受けることもありますが、それを取り入れながらもきちんと構造的な裏付けを行い、大地震が来てもご家族の安全を守るようにしなければいけません。
そのためには、お客様の要望をうのみにするのではなく、プロの建築士として、プラン修正やアドバイスを行い、御要望を最大限生かしたうえで、安全安心快適な家を作り上げるのが大切です。
このところ、建築業界では2020年に義務化されるはずだった「省エネ基準」が見送りになったことの話題が上がっていました。その理由というのが、「まだ、省エネ基準を造れる工務店が少ないから」ということです。
今、私たちリーフを含め、心ある工務店仲間はすでに時代遅れになった「省エネ基準」どころか、もっと高性能のZEH基準、さらにHEAT20のG1、G2というハイレベル基準を自社の標準にしようとしています。そんな中、それらよりはるかに低レベルの「省エネ基準」すら満足に建てれない工務店はもはや市場から撤退するべきだとも思うのですが。。
同じ図式が、住宅の構造における「4号特例問題」にも当てはまっています。残念ながら、まだまだ公然と「構造計算は義務化されていないからしなくていい」というところもあるようです。
いやいや、提出が義務化されていないだけで、設計者の責任においてチェックすることは義務付けられていますよー
こうした住宅業界のいわば暗部を見るにつけ、これから家を建てられる方々が、本当に正しい工務店選びをして頂けることを願うばかりです。
弊社が毎月行っている「後悔しないための賢い家づくり勉強会」は、正にそんな気持ちから開催しています。
新築に限らず、リフォーム、リノベーションを検討されている方にも是非聞いてほしい内容です。
次回は3月21日(木・祝)に大阪南港ATCにて行われますので、気になられた方は是非ご参加ください。
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株式会社 リーフ 代表取締役 猪倉 厚
1級建築士・宅建士・インテリアコーディネーター
Facebook https://www.facebook.com/atsushi.ikura
株式会社リーフ
(シャルドネ大阪南港・アールプラスハウス大阪南港)
1級建築士事務所 大阪府知事(ハ)第22510号
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建設業 大阪府知事(般-30)第140355号
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