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第18期を振り返って 10大ニュース その1~5


「家具から始める家づくり」リーフの猪倉です。

2000年7月7日に設立したリーフ(設立当初は有限会社リーフ)

この6月30日で18期を終え、7月1日から第19期に入ります。

来年2019年には20周年を迎えるまでになりました。

本当に時間が経つのはあっという間です。

父親が設立した別会社インテリア大栄は今年3月末で49期を終え、50期に突入しています。

続けることの大切さを改めて思います。

間もなく終える18期、この1年を振り返っていました。

題してリーフ18期10大ニュース!

 


1.アールプラスハウス

 

もともと、リーフは18年前に誕生した家具のフランチャイズグループ、「シャルドネ」へ加盟したときに設立した会社。リーフの歴史のほとんどはシャルドネと共にあったといえます。しかし、全国の加盟店を引っ張るべき存在の本部(岐阜)はこの3年ぐらい前から事業方針が迷走し、それまでは年間2~3棟受注のあった住宅事業も、3年ほど前に、ぴたりと受注がやんでしまいます。住宅事業というものは常に受注を確保していかないと、各職種の業者さんが離れてしまいます。そうなってしまうと、既存のOB客様の家のメンテナンスにも支障が出てきてしまうという悩みがありました。

ちょうど1年前の私には3つの選択肢がありました。家具屋であり、宅建業者であり、建設業者でもある自社がどうすれば強みを生かせるか。それぞれの戦略を練っていたのが昨年の5月から6月頃でした。まず最初に考えたのは、インテリアショップとして、聖地ともいえる大阪市西区の堀江への新店舗出店でした。いろいろなご縁からある物件を紹介いただき、内部も下見、改装のための資金など様々な角度から検討した結果、見送ることとなりました。次に、不動産事業のフランチャイズへの加入も検討しました。こちらも、何度か加入店の見学も行き、検討を重ねましたが、見送ることに。最終的に新築戸建て住宅のフランチャイズである「アールプラスハウス」への加盟を決めたのがちょうど1年前の今頃です。

3つの選択肢のうちにそれを選んだ理由。もちろん経営者として売り上げを確保していく必要もあったからですが、最も大きな決定要因はやはり「OBのお客様を守る」ということでした。購入されてから何十年も住み続けられる住宅にはメンテナンスが欠かせませんし、長期にわたる保証のシステム(仮に工務店が倒産しても将来に渡りメンテナンスが受けられるシステムが必要なのです。そのためにはマザーズ上場企業でもある「ハイアスアンドカンパニー社」の運営する「アールプラスハウス」への加入が現在の弊社を取り巻く状況には一番向いていると判断したのでした。

 


2.シャルドネ岐阜本店

アールプラスハウスへの加入を決め、導入研修が始まったころの8月31日、岐阜本店の代表から突然の電話がありました。「今日で岐阜の店は閉めるから」という内容でした。あまりに突然でさすがに驚いたものの、なんとなく、予感もありました。これに先立つ1か月ほど前、大阪に代表がやってきて「シャルドネFCグループの本部をしてくれないか」との打診でした。真意を測りかねていたものの、アールプラスハウスへの加盟も決まった後だったので、お断りしたことがあったのです。それからまもなくの閉店の連絡でした。今もって、どういう意図で私に連絡を取ってきたのかはわかりませんが、今となってはあの時の決断が大きな分かれ目だったように思います。

 


3.東京詣で

 

 

岐阜本店から閉店の連絡があったころから3カ月近く、アールプラスハウスの立ち上げ研修のために東京詣でが始まりました。毎月2回ほど1泊2日の研修がありました。時を同じくしてシャルドネ加盟店同士での連絡も取り合いました。シャルドネの家具、キッチン、住宅部材の商流確保のためでした。もともと、それらの商品群はシャルドネ本部から仕入れていたわけではなく、各制作メーカーから仕入れをしていたのですが、岐阜本店の閉店もあって、一部のメーカーは出荷を我々にも見合わせるという状態が発生。そこで加盟店の皆で手分けをし、各メーカーへの状況説明と今後の取引の継続約束を取付けます。これで、従来販売していたシャルドネの家具の追加注文をいただいても、きちんとつくりお届けすることができるようになりました。

そんな出来事があった10月半ば、裁判所から岐阜本店の破産破産申し立ての連絡が入ります。20年近く続いたシャルドネが完全に途絶えた連絡でした。その後、加盟店はシャルドネ〇〇店として営業するところ、社名を変えて営業するところ、対応は様々に別れましたが、もともと、天然木オイル仕上のオーダ家具キッチンが好きで集まった仲間たち。一緒に新しい商品を開発しようという動きが生まれます。協力してくれるメーカーさんも現れ、すでに数点グループオリジナル商品も完成しました。

 


4.風評被害

岐阜本店が倒産したとはいえ、本部と加盟店は全く別の経営。財務上も独立しているので、経営的には何の影響もないはずだったのに、やはり風評被害がおこります。加盟店のオーナーの一人はいきなり郵便局からダイレクトメールの発送を断られたという話をしていました。また、取引先から支払い条件の変更を求められたり、一時的に出荷見合わせになったりしたところもあったようです。私のところでは、前もって説明をしていたのが功をそうしたのか、取引先からはそんな申し出はありませんでした。(実はリーフを始める前に在籍していた、父親の会社で似たような経験があり、遠方のメーカーに夜行で押しかけ社長に説明して出荷停止を解いてもらったことがありまりました。)

ただし、新規のお客様からはやはり不安がられたようでした。あるお客様のところへリフォームの下見に行った際に、ご主人からインターネットで社名を検索したら倒産したって記事が出てきたけど、と言われ、本部と加盟店とではまったく経営は別であることを説明したものの、その後、そのお客様からは連絡をいただくことができませんでした。こころなしか、OB客様のご来店も減ったように思え、新規のお客様からもネットに出てる様々な書き込みの事を聞かれましたが、そんなことを気にしていても仕方ない。前進あるのみ、とアールプラスハウスの立ち上げに邁進していた時期でした。

 


5.家づくり勉強会

 

そして、10月29日、アールプラスハウスの事業のスタートとして第1回の「後悔しないための賢い家づくり勉強会」を開催しました。2020年の省エネ基準改正に向けて住宅の高性能化が必須な時代。そのために住宅会社選びのものさしを身に付けようというこの勉強会で、私たちが届けたい家の価値についてお話いたします。また、長年シャルドネで培ってきた、家具キッチンのノウハウも生かし、「家具から始める家づくり」を実現すべく、高性能住宅にリーフの家具キッチンを組み合わせた提案も開始しました。最初の勉強会では7組の参加をいただき、その直後に、初めての受注もいただけ、夏から秋にかけて続いた嫌な流れを断ち切る絶好の機会となりました。

 

大変長くなったので6以降は次回に(^^;

 

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株式会社 リーフ 代表取締役 猪倉 厚
1級建築士・宅建士・インテリアコーディネーター
Facebook https://www.facebook.com/atsushi.ikura
株式会社リーフ
(シャルドネ大阪南港・アールプラスハウス大阪南港)
1級建築士事務所 大阪府知事(ロ)第22510号
宅地建物取引業  大阪府知事(1)第56790号
建設業      大阪府知事(般-25)第140355号
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