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初めての家づくりに失敗しないための5つのステップ その3

桜井の家


 
こんにちは。家具から始まる家づくり、株式会社リーフの猪倉です。
前回、STEP2では資金計画のお話をさせて頂きました。
自己資金とローンの借入額から総予算を決め、
諸経費を差し引いたうえで、建物予算と土地の予算を決めておく。
でした。
今回はいよいよ3段階目です。
 

STEP3 工務店を決める

初めて家づくりをされる方は、時期や資金計画をする前に、とりあえずモデルハウスや見学会、もしくは土地探しを始める人が多いのではないでしょうか。
もちろん、どの工務店がどれぐらいのものを建てているかとか、土地の相場観をつかむために動かれるのは全く問題ありません。
あえてこの順番をお話したのは先に土地探しをしていても工務店探しをしていても、いったん冷静になって見ましょう、ということです。
一度冷静になって、今まで得た知識を整理して本来の順番でスケジュールを建てていく方が結局は家を建てられる方にとって「失敗」が少ないからなんです。

順番を間違えてしまったお客様の例

 

 
ある日、家を新築することになったのでキッチンを見積りしてほしい。と来店されたA様。
まだ、着工の少し前だったのですが、当社に限らずキッチンは給水排水など設備関係と絡んでくるので着工までには建築本体の着工までにはだいたいの仕様を決めておく必要があります。
A様が最初に来店されたときもそれをお話ししていたので着工前に来ていただけました。
打合せを何回か重ね、キッチンの仕様図面の決まり、見積もりも了解いただいたころ、A様邸の工事が始まったのですが、それからしばらくしてA様からご連絡がありました。
「先日、地盤調査をしたところ、軟弱地盤であることが分かって地盤補強工事に300万円ほどかかる」
ということでした。あまりに大幅な価格アップの為、キッチンはやむなく当社のものをキャンセルされて、既製品に、その他の建物の仕様も大幅なグレードダウンを強いられたようです。
聞けば、工務店を決める前に、先に土地探しを始め、目星を付けていたところにたまたま売り土地が出たので先に契約されたとのこと。
本来は先に行うべき地盤調査が購入後になったため、予期せぬ予算不足にまみれたのでした。
実は似たようなお話はかなり多くあります。
契約寸前で土地の不具合を発見して、土地契約をキャンセルされた場合もあります。
土地の契約は売主(地主)と直接することは少なく、多くは不動産業者が仲介に入りますが、すべての不動産業者が正直にマイナスの個所を説明してくれるとは限りません。
やはり専門家の目で土地も見てもらった方がよいですし、工務店の場合は、いい加減にみていると後で自分たちの工事の不具合につながり、業者側も損害を被ることが多いのです。
建築先を先に決めて一緒に土地を見てもらう、もしくは信頼できる建築士や相談できるところで見てもらうのが大切になります。
前置きが長くなりましたが、それでは工務店の選び方に移ります。
一口に工務店と言っても様々な業態があります。
ここでは以下5つに分類してお話してまいります。
 

ハウスメーカー


 
家づくりを考えられる際に、多くの方がまず連想されるのがこちらではないでしょうか。
住宅展示場に沢山モデルハウスを出店、テレビコマーシャルが良く流れ、その動向が新聞でもたまに紹介されている。
住宅業界のリーディングカンパニー(群)と言ってもいいでしょう。
メリットとしてはなによりもその信用やいろいろな分野での専門家、研究所がいるという組織力です。
行政の住宅政策にも真っ先に取り組み技術的にも最先端のものが期待できるでしょう。
その反面、様々な投資(モデルハウス、人材、マスメディア広告)に経費が掛かるため、建築コストが割高になる点。
規模が大きい反動で実際工事が始まったときは見知らぬ下請けの工務店や大工が入ることも多く細かな現場での希望を通しにくいといったデメリットもあります。
多くのスタッフも抱えているので、最初にモデルハウスを訪問した後、本気度が高いとわかると営業担当者がついて営業活動が始まります。
営業、設計、工務(現場工事を担当する人)ハウスメーカーに寄ってはインテリアコーディネータと3人から4人の担当で1件のお客様の業務にあたるところが多い様です。
営業担当が最初から最後まで打ち合わせに立ち会うところもあれば、場面場面で担当が引き継がれていくといったところもあり、メーカーよって異なるようです。
ハウスメーカーを選ぶ時の3つのポイント

  1. 営業、設計、工務の各部門の連携の良さ
  2. 現場で実際に作業を行う下請け業者の質
  3. 細かなデザインや仕様の希望に応じてくれるか

 

パワービルダー


 
ローコストを武器に年間着工棟数の多さを競うのがパワービルダー。
ハウスメーカーとの区別もあいまいですが、ここでは、着工棟数の多さを武器に、コストダウンを図り、低価格を武器にしているところを想定しています。
低価格ゆえ工期も早い(3カ月前後)。
建売住宅(先に建物を建ててから売る、もしくはプランを確定してから建設中に販売)がメインのいわゆる分譲系が多いです。
デメリットとしてはコストダウンのためにあらかじめ仕様が決められており、設計や建材、住設機器などこちらの希望が通りにくい、通ったとしてもかなりのコストアップになるという点が挙げられます。
また、一人の現場監督が同時に多くの現場を受け持つため、どうしても1現場の監督に当たる時間がとれなくなり、施工不良や欠陥を見逃してしまいがちというリスクもあります。
パワービルダーを選ぶ時の3つのポイント

  1. 仕様変更などの融通が利くか
  2. その場合の変更料はどの程度か
  3. 施工品質は確保されているか

 

地場工務店

 

一口に地場工務店といっても、大工の棟梁がほぼ一人で「〇〇工務店」の看板を掲げ、リフォームから新築までなんでもこなすところもあれば、数人から数十人のスタッフを抱え、住宅に対するしっかりとポリシーをもち、最新の技術基準にも積極的に取り組んでいるところもあります。
もちろん、ここでは後者を対象にします。
まずはその工務店が「任せて安心」なところなのか見分ける基準からお話します。
最初のポイントは「家づくりに対してのポリシー」をしっかり持っているかどうかということ。
「何でもできます」は「どれもそこそこ」という意味と同じです。
例えば自然素材にこだわっている、構造にこだわっている、気密断熱にこだわっているなど様々な要素があります。
そしてそれをホームページなどで施工事例と共に発信しているか。
いくら信条があってもそれをちゃんと形にしているところでないと不安ですね。
また普段から活動を活発にされている工務店はインスタグラムやフェイスブックなどのSNSの更新も頻繁に行っています。
これらをチェックするとだいたいそこの活動の熱量も伝わって来ます。
また、規模的にはこじんまりしたところもおおいため、実際に事務所(モデルルーム、モデルハウス)を訪問した時の対応も大切です。
大手ハウスメーカのようなプロの営業マンがいない場合が多く、逆に言えばそこの代表者やスタッフの普段からのお客様との付き合いの姿勢がもろに現れてきます。
家を建てるというイベントは長期にわたりますし、トラブルが起こることもあります。
その時にお客様にとって一番いいように解決してくれる姿勢をちゃんと持っているかどうかが大切です。
地場工務店を選ぶ時の3つのポイント

  1. ホームページもち、ブログや施工事例などでその会社のポリシーを公開しているか
  2. インスタやfacebookなどのSNSを駆使して最新の情報をアップデートしているか
  3. 問合せの時の応対や事務所を訪れた時の応対が丁寧か

 

設計事務所


 
設計事務所で話を進めていく場合は土地やプラン、だいたいの仕様を決めてから建築工事の金額自体は工務店数社の見積比較(入札)で行う場合が多いです。
正確な見積比較には正確な図面や仕様書が不可欠でそれをきちんと作成してくれる事務所でないと後で工事予算をはるかにオーバーというトラブルも生じがちです。
また設計事務所に支払うお金には基本設計、実施設計、申請業務、現場監理といった要素もありますのでこれらの漏れがないかもチェックする必要があります。
設計料の目安は建築費の〇%とか坪当たり〇万円など、事務所によってさまざまなので一概に言えませんが建築工事の10%前後となる場合が多いようです。
住宅をメインとする設計事務所はアトリエ的なところが多くそんなにスタッフに人数もいないのでそこの代表者(所長)と息が合うかどうかも大事なポイントです。
また建築設計事務所というとデザイン優先で住む人の住み心地や使い勝手、メンテナンス性は後回しといったところもかっては多く見受けられました。
将来の住み手のことをきちんと考えている事務所はデザインはもちろんですが気密断熱や耐震といった性能面にも気を配り、当初の建築費と住んでからのメンテナンス費、また住み手の健康状態の維持など総合的に検討してくれるところが人気も実績も上がっているようです。
 
設計事務所を選ぶ時の3つのポイント

  1. デザインだけでなく気密断熱耐震といった性能にも気を配っているか
  2. 住んでからのトータルコストを考えて提案してくれているか。
  3. 代表者(所長)との相性は

サードウェーブビルダー


今までは、新築住宅を扱うのは上記の4業者ぐらいでしたが、最近は新な担い手が出てきました。
(台頭というほどはまだまだシェアは高くありませんし、今後も高くならないと思います。)
私はそれをサードウェーブビルダーと呼んでいます。
サードウェーブビルダーの定義を私なりにすると

  • 住宅だけでなく衣食住全般の「暮らし・生活」に対するコンセプトを持っている
  • そのコンセプトを実現する商材を衣食住にわたり提案している
  • 建てて終わりではなくその後の生活をその提供する商品によってより豊かにする

先駆的には
無印良品がとりくんだ家が当てはまると思います。
無印良品が提案する世界観を住宅にあてはめたらこうなった、というものです。
住宅というハードだけでなく、そこで暮らすための家具、カーテンなどのインテリア。
場合によっては家電。また衣類や食品までコーディネートできるのが最大のメリットです。
その会社の提案する世界観にマッチする人にはすっぽりはまりますし、合わない人にはさっぱり・・という実に分かりやすい世界です。
デメリットとしてはビルダーとしての技術的な裏付けがあるのかどうか、信頼できる施工をするスタッフや業者を抱えているのか。
またいくら下請けが優秀でもその元会社自体に全体を統括できるスキルのある人財がいないと抑えが効かないのでそのような人財(特にトップ、代表者)がいるのかがポイントです。
癖もはっきりしているためあうあわないがハッキリしますが、はまれば一番理想の家づくりができるのではと思います。
 
サードウェーブビルダーを選ぶ際のポイント

  1. 明確な世界観を持っているか(施工事例などの実績)
  2. 技術的な裏付けがあるか(スタッフ・施工業者)
  3. 代表者にすべてに精通しているスキルがあるか

 
 

まとめ

各建築先の特徴を一言でまとめてみました。
かなり大雑把なくくりになりますが・・・

  • ブランドのハウスメーカー
  • ローコストのパワービルダー
  • 総合力の地場工務店
  • 提案力の設計事務所
  • ライフスタイル提案のサードウェーブビルダー

それでは次回

STEP4土地(決めた工務店と一緒に土地探しをする)
を楽しみにお待ちください。
最後までお読みいただきありがとうございました。


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株式会社 リーフ 代表取締役 猪倉 厚
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