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キッチン開発秘話①


「家具から始める家づくり」リーフの猪倉です。

2月もあと2日で終わり。

年度末の3月は1日から31日までの1か月間、当社の得意分野のオーダーキッチンフェアを開催します。

そこで、3月はキッチンに関する記事を集中して上げていこうと、本日のスタッグ会議でも打ち合わせをしていました。

そこでプロローグとしてそもそも、どうして弊社がキッチンを取り扱うようになったかからお話していきたいと思います。

当社は18年前に家具フランチャイズグループ「シャルドネ」に加入するときに設立されました。

当時はまだ結婚の時にタンスを中心とした家具を一式そろえるスタイルが残っていた時。

当時の婚礼タンスはボリュームもあり、価格もそこそこしていたのですが、それと組み合わせるべきリビングダイニング家具はまったくデザインの統一性もなく、いわゆる「インテリアコーディネート」の観点はなかったといえます。

そこで登場したシャルドネでは、当時問題になっていたシックハウスを防ぐべく、天然木のオイル仕上を基本とした家具を作り、いくつかのデザインシリーズごとにタンスからリビングダイニング家具までトータルコーディネートできるような商品開発を行いました。

今までになかったスタイルに、ブライダル世代の方からは大きな支持を得、非常に人気も高かったのですが、数年もすると急速にブライダルの時にタンスを買うライフスタイルが変化。どの店舗も売り上げの低迷に苦しんでいたのです。

そこで、家具もブライダルのタンス中心のものからソファやダイニングセットと言ったリビングダイニング家具の開発を中心に据え、お客様の層もブライダルだけではなく、新築予定者や家具の買い替え予定者のかたをマーケットとして設定しなおしたわけです。

そうすると、配達も今までのブライダルの方メインの時は賃貸アパート、マンションが多かったのが、戸建て住宅や分譲マンションが増えるようになりました。

自分自身も、配送スタッフと同行で何度もお客様宅へ納品に行きました。その時に感じたのがすでに据え付けられているキッチンの素材だったのです。

多くのキッチンは化粧板やウレタン塗装で作られ、ツルツルピカピカした状態。折角天然木のカップボードやダイニングセットを納品しても、なにか、インテリアがちぐはぐ。

もちろんお客様もそれを感じていて、「同じ扉でキッチン作れないの?」というお問い合わせも増えてきたのです。

また、そのころからリフォームのご相談も増えてきました。天然木の家具を置いているのに複合フローリングやビニールクロスではどうもインテリアが合わない。天然木のフローリングに変えたり、珪藻土を塗ったりして家具のテイストに合うようなリフォームを請け負うことも多くなってきたのです。

そういう現場が増えるにつれますます違和感の出てくる従来の建材メーカーさんの出されている「システムキッチン」。

そのような現状があって、ついにシャルドネ本部がキッチンの開発に着手することになりました。

長くなったので続きはまた次回に

 

シャルドネキッチンの第1号「パインコの字型」

 

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株式会社 リーフ 代表取締役 猪倉 厚
1級建築士・宅建士・インテリアコーディネーター
Facebook https://www.facebook.com/atsushi.ikura
株式会社リーフ
(シャルドネ大阪南港・アールプラスハウス大阪南港)
1級建築士事務所 大阪府知事(ロ)第22510号
宅地建物取引業  大阪府知事(1)第56790号
建設業      大阪府知事(般-25)第140355号
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