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他業界から家具業界を見てみる
「家具から始める家づくり」リーフの猪倉です。
今日は夕方から所属する大阪府家具商業組合の会議へ出席。
家具組合は私の父親の時代からお世話になっているので、もう30年以上のお付き合い。
先日も不動産業界の集まりに顔を出したり、建築業界の集まりにも顔をだしたりと、住宅産業関連のいろんな業界とお付き合いしていると、業界ごとの課題や問題点の違いがよくわかります。
モノの見方に行き詰った時に、視野・視座・視点を変えてみる。
というのはよく言われますが、確かに不動産業界や建築業界から家具業界を覗いてみると今まで見えなかったところに気が付くことも多いのです。
不動産業界を見ると今はかなりの好景気。
大阪においてはやはりインバウンドの影響もあり、また低金利時代の運用先として資金が不動産に廻っているように見えます。
他方、空家問題など、取り組んでいくべき問題も明らかになってきています。
建築業界ももちろん競争はありますが、伸びているところは職人さんの手が回らないほどに忙しくなっている。
私たちも取り生んでいるところですが、省エネに直結する住宅の高性能化(高気密高断熱)は今後まぎれもなく主流となりそうな勢いです。
片や、家具業界をみてみると、ナショナルチェーンと言われる超大型店は確かに数字を伸ばしてはいるものの、その次やまたその次の階層に属する中小の家具店、インテリアショップはかなりの苦戦を強いられているようです。
住産業自体は活気があるのに家具業界にいまいちその恩恵が来ていないように見えるのは何が原因なのか。
家具の世界だけにどっぷりとつかっているとなかなか見えにくいことですが、その周辺から見てみると次の3点がポイントになるのではないかと思えてきます。
1.多角化によるLTVの最大化
家具も含め、リフォーム、新築、リノベーション、不動産業など、住関連の部門の中で多角化を図ることにより、顧客様のライフスタイルの変化に伴う様々な需要にお答えする。
2.多チャネル化
上記の複数の窓口を持つことによって、最初の接触機会が異なる新規のお客様の受け皿を広く保ち、手持ちの顧客様数を増やしていく
3.独自性
自社にしかできない強み、特徴を磨き、それぞれのチャネルにおいてもその特徴を貫き、業種は違ってもビジョン、理念を一気通貫することで企業体としてのブランド力を高める。
などなどと考えながら、自分も会社もどんどんとブラッシュアップしたい。
そう思う今日この頃なのでした。
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株式会社 リーフ 代表取締役 猪倉 厚
1級建築士・宅建士・インテリアコーディネーター
Facebook https://www.facebook.com/atsushi.ikura
株式会社リーフ
(シャルドネ大阪南港・アールプラスハウス大阪南港)
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