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無垢材・天然木オイル仕上げのベンチ(ブナ材)ヘコミ傷を修復メンテナンス!
こんにちは!南港店の福井です。
今日は、家具の凹みキズ修復メンテナンスのお話しを致します!
先日、展示品のベンチに、トレーを落としてしまい、
家具をへこませてしまいました…(>_<)泣
(落としたトレーがこちら) ↓ ↓ ↓
(へこんだ箇所がこちら) ↓ ↓ ↓
ガッツリへこんでます(泣)
メンテナンススタッフが、
「こ、これは・・・深いな・・・(傷が)」
とぼやく程・・・(/_;)
オイル仕上げの家具の良いところは
自分でメンテナンスができるところ!(※程度にもよりますが)
ですが、いざ傷をつけてしまうと心が痛かったです・・・
落ち込んでいてもキズはなおりませんので・・・
■いざ早速メンテナンスを開始!
用意するものはこちら ↓
①アイロン
②濡れた雑巾
③紙やすり
①植物性メンテナンスオイルと、いらなくなったTシャツなどの目の詰まった布
以上!!
■メンテナンス作業~木を膨らませる~はこちらの流れになります。
①雑巾は水でぬらし硬く絞る
②ヘコミ傷に雑巾をあてます
③雑巾の上からアイロンを掛ける
「ジューーーッ」と大きな音がしますが、
ひるまず、10秒ほど、様子も見つつアイロン掛けてみて下さい。
④木が湿気を吸って「ぶくぶくっ」と盛り上がってきます!
上記一連の流れを、2~3回行うと目立たなくなることもありますが、
今回のへこみ傷は、深型だったので・・・
何度も何度も、繰り返し行いました!!
(何度もしてると、雑巾がアイロンの熱で暖かくなってくるので、
再度水にぬらし、雑巾の熱をさましてから、上記手順を繰り返します。)
そしてだいたい膨らんだかな?というところで、
■メンテナンス作業~表面を整える~がこちら
やすり、もしくはメラミンスポンジ等で、木の表面を削り、ヘコミキズ跡を整えました!
今回は紙やすりを粗い目のものから細かい目の物と使い分けて研磨しました!
(60番→240番→400番)
研磨は、「木の表面を削り、新たな木目が出てきてる」状態です。
なので、キズの付いた深さまで削れば、もちろん綺麗な木目が出てきます。
が、!!削りすぎると、周りとの凹凸が出来てしまうので、要注意です。
再度アイロン掛けをしキズの部分を膨らませたり、再度研磨、など、
繰り返しおこなうことで、修復ができていきます!
(研磨は、部分的に削りすぎずに、周辺も様子を見ながら、全体的にすると良いです。)
最後に、
■メンテナンス作業~塗装編オイル掛け~がこちら
(たくさん研磨やアイロンがけをし、オイル塗装が取れてしまってるので)
①メンテナンスオイルと、いらなくなったTシャツなどの目の詰まった布を準備
②直径2㎝程染み込ませます。
③あとは、塗装箇所に塗るだけ!オイルはのびが良いので、
この一本でW1500程のダイニングテーブルならオイル掛けしていただけると思います。
この植物性オイルは弊社ネットショップ“Leaf Village”のこちらからご購入頂けるものです。
メンテナンスキットもこちらから、ご購入いただけます。
■そして、修復完了したお写真がこちら!
(↑へこみ傷跡アップのお写真)
(↑全体的のお写真)
アップで良く見ると、分かりますが、傷跡は多少残ってしまいました・・
が、遠くから見る分には、全然気にならなくなりました!☆
そして、これ以上の研磨は凹凸ができそうだったので、今回のメンテナンスはここまで!
メンテナンス時間は約1時半でした・・・!
(休憩も交えながらです!笑)
かなり根気のいる作業でしたが、こうやってメンテナンスをすると、
キズは湿気を吸って膨らみ、研磨すると新たな木目が見れ、
木は生きてるんだなぁ、と実感しました^^
以上、天然木無垢材オイル仕上げの家具のメンテナンス方法でした~!
今後は、家具にこんなキズを付けないように、注意します・・・!