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想い出の家具と新築住宅の設計
「家具から始める家づくり」リーフの猪倉です。
本日は定休日でしたが、急きょ、ご予約のお客様ができたため、お昼から出社。
準備をしながらお店の照明を付けてBGMを流していると、カップルのお客様がご来場。
ご予約の方かなと思い声を掛けてみると違う方でした(^^;
ほどなく、ご予約の方もいらっしゃり、お話を色々と伺っていると、あっという間に2時間経過。
お話の中で改めて自分の仕事の意義や使命を考えることができました。
新築時に昔の家具をどう扱うか
お話に出てきたのは、ご新築の際に同居予定のお父様が大切にされている婚礼タンスの扱い。
置く場所もないし、邪魔だから捨てようというお話でしたが、私自身は家具屋として、今の仕事になる前には何セットもの婚礼タンスを販売してきた身。
婚礼タンスに込められた、商品の機能としての意味だけでなく、ご家族の、奥様の想いでの詰まっていることを考えると、捨てることに抵抗のあるお父様お気持ちは本当によーーーくわかります。
実際に、今までもそうゆうご相談が沢山ありました。
ウォークインクローゼットの提案
従来良く販売されていた婚礼タンスのセット
2点セットの場合は3枚戸の洋服タンスと100㎝幅程度の整理タンス
3点セットの場合は上記に巾90㎝程度の2枚戸の洋服タンスが加わります。
このような場合、下の図のような3帖程度のウォークインクローゼットを作ると、
2点セットなら綺麗に片側の壁面に納まります。
3点セットの場合は3枚戸の洋服タンスと2枚戸の洋服タンスを片側の壁に対面する壁に整理タンスを置くと綺麗に納まります。
なぜかというと、洋服タンスはおおむね奥行きが60㎝から70㎝あるのに対して整理タンスが45㎝から50㎝あるため、通路幅が有効に確保できるから。
このように置けば、洋室にずらりとタンスセットを並べるよりもはるかに効率的に省スペースでタンスを収納することができます。
また、余ったスペースにホームセンターなどで販売している衣装ケースなどを置いて、普段使いのシャツなどはその中に。大切な衣類はきちんと精巧に作られたタンスの中に収納するという使い分けも可能になりますし、将来もしタンスを処分することがあれば作り付けの棚やパイプハンガーにリフォームすることも可能。
あらかじめ、お客様の持っている家具を把握してその寸法も押さえておくのは設計時の基本のキですが、それ以上に、使われてきた方々の家具に対する思いも、私たちの設計やプランニングの提案で時代に引き継ぐことができてこそ、本当の意味での「家具から始める家づくり」をご提案できます。
改めてそのような思いを抱くことのできた今日のお打合せでした。
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*:..。o○ 家具から始める家づくり ○o。..:*
株式会社 リーフ 代表取締役 猪倉 厚
1級建築士・宅建士・インテリアコーディネーター
Facebook https://www.facebook.com/atsushi.ikura
株式会社リーフ
(シャルドネ大阪南港・アールプラスハウス大阪南港)
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