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スライド蝶番の種類・調整方法 前編


こんにちは!家具の修理・メンテナンス担当スタッフNです。

昨日は気温が一気に下がりましたが、 皆様、体調はいかがでしょうか?

秋を通り越して冬になってしまったと思わせるような寒さの1日でした。

本日は家具のメンテナンスでよくある依頼の1つをご紹介いたします!

家具のメンテナンスでよくある依頼は、

①天然木家具の汚れや染みの取り除き(研磨)、

②テーブル・椅子のぐらつき修理、

③扉のスライド蝶番の交換、位置調整、

④ソファや椅子のクッション材・張座カバーの張替え、

などがございますが、一番多い依頼である①に次いでよくあるのが、

④の扉のスライド蝶番の交換、位置調整です。

今回はスライド蝶番について前編・後編にわけてお伝えいたします。

(スライド蝶番の位置調整については次回お伝えします。)

スライド蝶番

スライド蝶番の特徴はというと、

①外から蝶番が見えないので、外観の仕上げが良い。

②ワンタッチ取付方式で、扉と本体とを簡単に着脱することができる。

③隣の扉に干渉しないので、連続する扉にも最適な蝶番。

④扉を取付けた後、扉の位置を調整できる。

などの特徴があり、扉が多く使われる家具(食器棚や下駄箱など)によく使われています。

特徴③のことを詳しく説明すると…

当店の家具で使用されているスライド蝶番の大半は上の写真のような形のもの。

アウトセットという種類で更に全かぶせ・半かぶせと2種類のタイプに分けられます。

スライド蝶番の調整イメージ  スライド蝶番の調整イメージ

▲全かぶせタイプのスライド蝶番。

側板に対して扉がすべてかかっているタイプです。

スライド蝶番の調整イメージ  スライド蝶番の調整イメージ

▲半かぶせタイプのスライド蝶番。

側板に対して扉が半分かかっているタイプです。

扉の横に扉、または引き出しがついている家具などで、

全かぶせだと開いたときに干渉して途中までしか開かなかったり、

扉の取っ手が引出しに当たってしまうなどがあるからです。

また、スライド蝶番にはキャッチ付きか無しかのタイプがあります。

キャッチ付きは、扉を開閉する時に少し硬く、閉まる直前でバネの力でバタン!と閉まります。

キャッチ無しは、扉を抵抗なく軽く開閉でき、最後まで手で閉める扉になります。

キャッチ無しは大抵、扉を閉めた時に磁石やローラーキャッチなどで固定されます。

スライド蝶番の特徴②については、

蝶番の先端にあるボタンを押すことで簡単に着脱でき、

扉と本体とを簡単に分離することが出来ます。

スライド蝶番

特徴④の、扉の位置の調整については、

次回の後編で説明いたします!!

お読みいただきありがとうございました!