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経営者の心得
「家具から始める家づくり」リーフの猪倉です。
今日は住宅建築を扱う工務店向けのセミナーに出席。
全国で活躍されている工務店の経営者の方々のお話を聞いてきました。
その中でも以前から私が注目していたある工務店の社長さんがいらっしゃいました。
創業時の苦労話から成長期のお話、今後のビジョンなどをお聞きしたのですがそのどれもが大変示唆に富み、有益な時間となりました。
どんな業種であっても経営者の心得は通じるものがあります。
長時間労働が社会的な問題になり、「働き方改革」やいろんな言葉が飛び交っていますが、それはあくまでも社員さんのためのもの。
経営者は誰よりも一番働くが基本であることは間違いありません。
色々なお話の中で印象に残った言葉をまとめてみます。
今いる社員が成長しない限りは
良い人材は中小企業には来ない。
今いる社員をフルに活用しない限りは生き残れない。
今いる人間に感謝し
今いる人間を磨き
今いる人間を活かしきる
中小どころか零細企業である会社が、いわゆる「良い人材」を望んでも来てもらえるはずもありません。
その割には経営者は自分の責任を棚に上げて「うちには良い人材がいないから」とか「うちの社員はできないのばかりだから」と言い訳に終始する人もいます。
どんな会社でもスタートしたときは同じで、経営者の想いだけで持っているようなものです。
良い人材は探すのではなく、育てるのだと思います。
いま、自分の会社にいてくれている社員さんにまず感謝をする。
自分自身が本気で向き合い、社員さんの成長をサポートする。
そして活躍できるように育てていく。
それしかないのだと思います。
「お前はいい素質を持っている。持っているのに磨こうと努力しないことに俺は怒る」
そういう姿勢で向き合うことが大切だと思うのです。
経営者は社員の10倍働いて初めて
尊敬と承認と信頼を勝ち取ることができる。
この言葉も、平素自分が感じている事と全く同じ、大変共感をいたしました。
何と言っても経営者は社員のだれよりも長時間労働しなければいけません。
週休二日もプレミアムフライデーも労働基準法も経営者には関係ありません。
時間がないのならば時間を作るだけの事。
以前、ある会社で上司が部下に対して「もっと俺を尊敬しろ」と怒ったという話がありました。
「尊敬」は強要するものではなく自然とそうなってしまうもの。
尊敬も承認も信頼も結局は自分が行動し、背中をみせるしかありません。
「尊敬」されないということは、自分がそれだけ働いていないということ。
全ての原因は自分にあります。
全ての結果は自分のせい。
人は他人を変えることが出来ない。
だから自分が変わる。
自分の思考が変われば習慣が変わり運命が変わる。
ということで、やはりこの言葉です。
本当に自分自身、常にこの考えを持つようにしています。
人はどうしても相手を変えようとしてしまいます。
でも、自分で自分を変えるのもむつかしいのにましてや他人をそうやすやすと変えれるはずは無い。
結局は自分が変わるしかないのです。
では、自分が他人に対してできることは何もないのかというとそうでもないと思います。
相手に対して「自分で自分を変えるしかない」ということを「自ら気づく」ようにしてあげることだと思います。
結論だけ相手に話してしまえば、言葉だけが上滑りしてしまいがち。
また、本当に「腹に落ちる」とは限りません。
「気づき」の力は大きい。
そのための適切な「問い」を建てることが有用であると思うのです。
今日は今後の住宅業界についての戦略戦術のお話ももちろんたくさんあったのですが、それよりもやはり心に残ったのはこれらの「経営者としての心得」のお話でした。
普段、心がけているつもりでも、毎日毎日、自省しないとついついおろそかになってしまいがち。
いい機会を与えて頂いたことに感謝して明日からの経営に生かしていきたいと思います。
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株式会社 リーフ 代表取締役 猪倉 厚
1級建築士・宅建士・インテリアコーディネーター
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株式会社リーフ
(シャルドネ大阪南港・アールプラスハウス大阪南港)
1級建築士事務所 大阪府知事(ロ)第22510号
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