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造作家具のエスキース
先日、12年ぶりのご依頼でリフォームの現地調査にお伺いした兵庫県のK様。
3連休中日で、ご来店もほどほど多くいただいている中、合間を見つけてエスキースの作成に取り掛かる。
なにせ、前回のキッチンを気に入っていただいてのご指名なので期待に応えられる提案ができるか、緊張もの。
当日、現地でお打ち合わせした内容も考慮し、造作キャビネットと移動式テーブルの組み合わせで考える。
ニッチ正面の壁紙はかなり経年変化で痛んできてるのでエコカラット、またはタイル張りを考えてみる。
ニッチ上部の垂れ壁内にはLEDダウンライトを仕込んで壁の凹凸を浮き立たせる。
最近はテープ状のライトも出てきて、選択肢が広がった。
現状、取り付いている造作家具は塩ビ製の木を模した素材。
もともと、キッチンの時に採用いただいて気に入っていただいていているウォールナット天然木で節ありのもので考えてみた。
テーブルは使うときだけ持ってこれるようにキャスター付き。
高さをサイドボードとそろえ、小口のディティールも合わせることで組み合わせた時の違和感を無くす。
ダイニングルームは現状、大きめの造作家具(サイドボード)が取り付いているので、いったん取外し、薄めのものを提案。
あえてキャビネットはセンターのみに配置してシンメトリー感を際立たせる。
壁はこちらもエコカラットかタイル張りにしてアクセントを付ける。
もしくは、キャビネットを全く使わず、シンプルに壁面取付の固定棚と壁掛けテレビの組み合わせ。
壁から突き出たように見せる固定棚は従来は建築工事進行中に取付けないと仕舞がむつかしかったが、最近はいい金物が出ているのでそれを利用したら後付けでも可能だ。
建築金物の種類をどれだけ把握しているかもこういう提案をするときに大切になる。
工場はまだ連休中で閉まっているが、連休明けからすぐに対応できるように休みの間に見積依頼のFAXを送る。
ご提案日までまだ余裕があるのであと何プランか考えてみたい。
さて、3連休も明日まで。
連休が終われば、ずっと打ち合わせを重ねてきたマンションリフォームのスタートだ。
しばらく忙しい日が続きそうです(^^;
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*:..。o○ 家具から始める家づくり ○o。..:*
株式会社 リーフ 代表取締役 猪倉 厚
1級建築士・宅建士・インテリアコーディネーター
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