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ヌックってなに?住まいに“小さな癒し”をつくるアイデア


家の中に「ちょっとこもれる特別な場所」があったら、心がほっと安らぎませんか。
そんな小さな癒しを叶えてくれるのが「ヌック」です。リビングの一角や窓際など、限られたスペースに工夫を加えるだけで、読書やお昼寝、趣味を楽しむ自分だけの居場所に。
今回は、暮らしに温もりを添えるヌックの魅力と取り入れ方をご紹介します。

目次

✓ヌックとは?
✓ヌックのある暮らしの魅力
✓どんな場所にヌックをつくる?
✓ヌックをつくるときのポイント
✓ヌックの活用アイデア
✓まとめ|ヌックがあるだけで、暮らしがもっと好きになる


ヌックとは?

最近、インテリアや住宅デザインの中で耳にするようになった「ヌック」という言葉。聞き慣れない方も多いかもしれませんが、ヌックとは、スコットランド語の「Neuk(ヌーク)」が語源だと言われています。英語表記では「Nook(ヌーク)」と表記し、「こぢんまりとした居心地の良い空間」や「こもり感のあるスペース」を意味します。

日本の住宅でも、リビングの一角や階段下、窓際などのちょっとした空間を活用し、ヌックとして設計するケースが増えています。ヌックの魅力は、なんといっても「落ち着き」と「安心感」。大きな部屋の中でも、自分だけの小さな居場所があることで、心がほっとするような時間を過ごすことができます。

ヌックは、コンパクトなスペースに段差をつけたり、腰壁や袖壁でゆるやかに囲ったりすることで、周囲の空間とさりげなく区切られているのが特徴です。また、床や壁の仕上げ材を変えることで、視覚的にも独立性が生まれ、小さな“こもり感”が生まれます。完全に仕切られていないからこそ、空間につながりを持たせながらも、自分だけの居場所として心地よく過ごせるのがヌックの魅力です。

また、ヌックはデザイン性にも優れ、インテリアのアクセントとしても活躍します。クッションや照明、小物を加えることで、その空間に個性を持たせることも可能です。大きなリフォームをせずとも、ちょっとした工夫で心地よい「自分の場所」をつくることができるのが、ヌックの魅力です。

暮らしの中に、少しだけ“こもれる”空間があるだけで、日常はぐっと豊かになります。忙しい毎日に、ヌックのような小さな癒しを取り入れてみてはいかがでしょうか。


ヌックのある暮らしの魅力

住まいの中に「ヌック」があると、日常にちょっとした豊かさが生まれます。
ヌックは読書やティータイム、ちょっと横になりたい時など、自分だけの時間を楽しむ場所としてぴったり。また、子どもにとっては秘密基地のような遊び場になり、家族にとっては多目的に使える柔軟なスペースになります。

さらに、デザイン面でも暮らしを彩ってくれるのが魅力です。照明やクッション、小物を取り入れれば、ヌックそのものがインテリアのアクセントになり、家全体の雰囲気をぐっと引き立ててくれます。小さな空間だからこそ工夫しやすく、自分好みにアレンジできる楽しさもあります。

  • 照明:天井に小さなダウンライトを埋め込んだり、壁にブラケットライトを取り付けたりすると、ほの暗く落ち着いた雰囲気に。ペンダントライトを吊るせば、カフェのような特別感も演出できます。
  • クッションやファブリック:座面に厚めのクッションを敷き、背もたれに好きな柄や素材のクッションを並べれば、手軽に「自分だけのくつろぎソファ」に早変わり。季節ごとに色を変えれば模様替えも簡単です。
  • 小物:棚板を設けてお気に入りの本や雑誌を置いたり、観葉植物やキャンドルを飾ったりするだけで、こもれるだけでなく「眺めて楽しい空間」に。
  • 仕上げ材の工夫:床をカーペットや無垢材に変える、壁に木目やカラークロスを貼るなど、ほかの部屋とは違う素材を取り入れると、より独立した空間に感じられます。

こうした工夫を重ねることで、ヌックは単なる余白ではなく、暮らしのアクセントになる特別な居場所へと変わります。小さな居場所がひとつあるだけで、毎日がより心地よく、豊かに感じられるでしょう。


どんな場所にヌックをつくる?

ヌックは、大きな部屋を分けるような大掛かりな工事をしなくても、住まいのちょっとした余白を活用してつくれるのが魅力です。では、具体的にどのような場所に設けると良いのでしょうか。

まず人気なのは階段下のスペース。デッドスペースになりやすい場所ですが、腰掛けや本棚を組み合わせれば、落ち着きのある隠れ家のようなヌックに生まれ変わります。次におすすめなのがリビングの一角。家族の会話を耳にしながらも、自分の時間を楽しめる場所として使えるため、読書やティータイムにぴったりです。

また、窓辺にベンチを設けたヌックも人気。日差しを感じながらくつろげるため、読書や昼寝などリラックスの場に最適です。さらに、小上がりの一部やロフト下を区切ってヌックにするアイデアもあります。限られた空間にこもり感を演出できるため、子どもの遊び場やワークスペースとしても活躍します。

このようにヌックは、家の「余白」を心地よい居場所に変えるアイデア。暮らしに遊び心をプラスしてくれる特別な空間になるでしょう。

▲窓辺にヌックスペースを。
▲リビングの一角に。
▲階段下を活用。

ヌックをつくるときのポイント

ヌックは、家の中に小さな“こもり空間”をつくることで暮らしを豊かにしてくれる魅力的な要素です。ただし、なんとなく仕切っただけでは落ち着きにくく、使い勝手が悪くなることもあります。快適で長く愛されるヌックに仕上げるためには、いくつかの工夫が大切です。

まず意識したいのは「こもり感」と「開放感」のバランスです。完全に個室化してしまうと圧迫感が出てしまうため、腰壁や袖壁でゆるやかに囲う、天井を低めに設定するなど、適度に視線を遮りつつも家族の気配を感じられる設計が理想的です。

次に、寸法の工夫。座ることを前提にした場合、奥行きは60cm以上あると快適に腰掛けられます。段差の高さは35cm~40cm前後が目安。足を伸ばしたい場合は奥行きを広めに取り、用途に合わせたサイズ設計が必要です。

また、仕上げ材や色づかいによって空間の雰囲気は大きく変わります。床をフローリングからカーペットに変えたり、壁にアクセントクロスを貼ったりするだけで、周囲と差別化され「特別な居場所」としての存在感が高まります。

さらに、照明計画も重要です。読書を楽しむならダウンライトやスタンドライトを、くつろぎを重視するなら間接照明を取り入れるなど、目的に合った明かりを工夫しましょう。

最後に、小物やファブリックの活用。クッションやブランケットを加えるとより居心地が増し、観葉植物や雑貨を置けばインテリアとしても映える空間になります。

こうした工夫を取り入れることで、ヌックは単なる空きスペースではなく、暮らしに癒しと楽しみをもたらす“特別な場所”として活躍します。


ヌックの活用アイデア

ヌックは、小さなこもり空間だからこそ、暮らしにさまざまな使い道をもたらしてくれます。リビングや階段下、窓辺などに設けたヌックは、家族みんなが自由に活用できる万能なスペースになります。

まず定番の使い方は読書やリラックスの場として。お気に入りの本を片手に腰を下ろすと、落ち着いた雰囲気の中で集中でき、まるで図書館の隅にいるような安心感が得られます。照明を工夫すれば、夜の読書時間も快適です。

次におすすめなのが昼寝やティータイムのスペース。窓辺にヌックをつくれば、自然光を浴びながら一休みでき、日常にちょっとした非日常感を演出できます。お気に入りのクッションやブランケットを置けば、居心地の良さはさらにアップ。

また、ヌックは子どもの遊び場や秘密基地としても大活躍。こぢんまりとした空間は子どもにとって格好の遊び場所で、おもちゃを持ち込んで遊んだり、絵本を読んだりと、自由に楽しむことができます。家族とつながりながらも独立した空間なので、安心して遊ばせられる点も魅力です。

近年では、テレワークのサブスペースとしてヌックを活用する事例も増えています。コンパクトながら集中しやすいため、オンライン会議や作業にぴったり。リビングから少し区切られていることで、程よいプライベート感を保つことができます。

さらに、ヌックは趣味を楽しむ場所としてもおすすめです。編み物や日記、瞑想やヨガなど、自分時間を大切にする活動に使えば、暮らしにゆとりと彩りが加わります。

このようにヌックは、使う人やシーンによって表情を変える自由度の高い空間です。ちょっとした工夫で、暮らしの幅をぐっと広げてくれることでしょう。


まとめ|ヌックがあるだけで、暮らしがもっと好きになる

住まいの中に小さなヌックを取り入れるだけで、日常が驚くほど豊かになります。ヌックは、広い空間の一部をくり抜いたような“こもり感”のある場所であり、ただの空間ではなく、家族それぞれの「お気に入りの居場所」として機能します。本を読んだり、音楽を聴いたり、ちょっと横になったりと、思い思いの過ごし方ができる点が魅力です。特別な家具を置かなくても、壁や窓際を工夫するだけでプライベート感が生まれ、自分だけの小さな時間を大切にできます。さらに、子どもにとっては秘密基地のような遊び場に、大人にとっては心を休めるリラックスコーナーにと、多用途に活用できるのも特徴です。家の中にいながら気分転換ができる場所は、暮らしの快適さを大きく左右します。
小さな空間だからこそインテリアも自由に楽しめ、季節ごとに雰囲気を変えるのも素敵です。
ヌックが一つあるだけで、家全体がぐっと心地よく感じられ、毎日の暮らしがもっと好きになるのです。

リーフヴィレッジではリフォーム・リノベーションも行っております。
住まいの一部にヌックを取り入れて、特別な居場所をつくってみませんか。ほんの小さなスペースでも、工夫次第で読書や趣味を楽しむコーナーや、家族のくつろぎ空間に変わります。新築はもちろん、リフォームやリノベーションでの追加も可能ですので、「わが家にもうひとつ心地よい場所がほしい」とお考えの方におすすめです。
暮らしに寄り添う小さな贅沢を、ぜひリーフヴィレッジで叶えてください。

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