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モールテックスの色にはどんな種類がある?カラーチャートと保護剤による変色についてご紹介
モールテックスと聞いてどんな色を皆様は想像されますでしょうか?
コンクリートっぽいからグレー系?それともブラック?ベージュ…などなど、
インスタや画像検索すると、ほぼグレー系や薄めの茶系などが多く出てきますよね。
結論から言うと、モールテックスのカラーはなんと80色もあります!
もともと基本色で64色あったのですが、2年ほど前に16色の新色が追加されました。
今回はモールテックスのカラーについてご紹介いたします。
目次
✔︎ 保護材による色の変化
✔︎ まとめ
モールテックス基本色64色
モールテックスの色は、主材に専用の顔料を必要量混ぜることによって作り出すことができます。
2022年に新たに追加される前の基本色64色についてご紹介します。
まずはカラーチャートをご覧ください。
赤茶や青、緑、グレー、ベージュなど、かなり豊富にありますね。
モールテックスの色品番は、「BM08 / CAFEE LATTE LIGHT」や「BM42 / OLIVE STRONG」 など、
BM〇〇 / 〇〇〇という表記で、その色になるように顔料の分量が予め決められています。
基本的に1つの色に対して4段階の色があります。
分量を間違えて調合すると、決められていた色よりも濃くなったり薄くなったりします。
逆に分量を正しく調合して塗っても、職人さんの腕次第(コテ使い)によっては、
濃淡に違いが生まれます。
また、後でも述べますが、モールテックスは最後の仕上げとして保護材を塗布しますが、
その保護材によっても色が変化します。
カラーチャートの色は、保護材を塗っていない素の色となりますので、注意が必要です。
保護材による色の変化については、後ほどお伝えいたします。
ちなみにですが、カラーチャートをよく見ると、BM45からBM48がありません。
モールテックス追加色16色
こちらは2022年に新たに追加された16色のカラーチャートです。
ピンクの品番が、SAKURAと和名がついているのが嬉しいですね。
新色は淡い色や落ち着きの感じられる色が多く、
基本色と合わせると合計80色もあって豊富です!
これだけあると悩んでしまいますね。
モルタルだとグレー系統の色が多いと思いますが、
モールテックスだととにかくカラーバリエーションが豊富なので、
いろいろなスタイルに合わせられやすいです。
しかも、この80色に希望の色がない場合は、
調色で自分だけの色を作り出すことも可能です。
ラフィンゲート家具で選べる7色について
弊社でも取り扱っているラフィンゲートさんの家具では、
現在、7色の中から色を選んでいただくことができます。
色品番は教えられませんが、色名で言いますと、
ミルク・ブラック・ベージュ・カカオ・ライトグレー・ミディアムグレー・ダークグレーの7種類です。
色名称だとだいたいの色のイメージはつきますが、
下に載せている画像と、実物で見る色とでは多少違って見えます。
また、自然光と蛍光灯・電球色で見る色も違って見えますので、
色を選ぶ際は注意が必要です。
■ミルク
■ブラック
■ベージュ
■カカオ
■ライトグレー
■ミディアムグレー
■ダークグレー
保護材による色の変化
モールテックスは、左官仕上げした後に研磨・水洗いを行い、
仕上げとしてモールテックス専用の保護剤を塗布するのですが、
その保護材によっても色は変化します。
どのように変色するのかの前に、保護材の種類についてご紹介します。
モールテックスの保護剤について
モールテックスには大きく分けて2種類の仕上げ方があります。
オイル系で仕上げた浸透性タイプと、
ニス系で仕上げ、表面をコーティングする被膜性タイプになります。
そして、お手入れ用に2種類の汚れ防止剤があります。
■オイル系浸透性タイプ
【レペルオイル】
屋外で使用しても紫外線によって黄変せず、天候の変化による影響を受けない
高性能素材を主成分とするもので、屋内外でも使用可能。
油に対する優れた撥油性、水滴、油滴が表面張力で珠状になる効果があります。
適切な時期に塗り直す必要がございます。
【オイルOH】
一部成分を燃焼処理し、乾燥剤(シッカチーフ)によって変成、脱色された天然オイルに、
撥水・撥油成分を含む硬化剤を混合させた保護剤。
天然素材で、塗布後は元の色より濃い色に変化するので、注意が必要です。
こちらも適切な時期に塗り直す必要がございます。
屋内外に使用可能(屋外は一時的なものの場合)
■ニス系被膜性タイプ
【ビピュール】
ビピュールは2液の水性塗料で2回塗りの保護剤。ウレタンと同じような塗膜タイプで、
水や汚れに強く、日頃のメンテナンスを必要としない保護剤となります。
光沢感については、ツヤあり・半ツヤ・ツヤ消しがあります。
膜を作るので、手触りや色合い・風合いに、オイル系とは違いが出ます。
屋内のみ使用。
【ポリタン】
ビピュールと同様に2液性で、メンテナンスを必要としない塗膜タイプ。
ツヤありとツヤ消しの2種類があり、ツルっとした手触りで、
色合い・風合いに、オイル系とは違いが出ます。
ビピュールもポリタンも、傷などがついてしまった場合は、
その膜を全てはがして、再塗装が必要になります。
屋内のみ使用。
■お手入れ用汚れ防止剤
【フィニッシュSA】
天然石鹸を作るためのオイルに疎水材を添加した保護剤。
ニオイは少なく、取り扱いしやすい保護剤になります。
継続して毎日の手入れに使用することで防汚効果が高まっていきます。
塗った際は濡れ色になりますが、乾燥すると元の色に戻ります。
屋内のみ使用。
【ビールワックス】
ビールワックスとは汚れがモールテックスの中に侵入することを遅らせることができる、
天然植物性オイル、テレピンオイル、蜜蝋をベースとした、ペースト状のワックスです。
保護効果や撥水性が増し汚れが付きにくくなります。
浸透系タイプで仕上げ後での併用では若干ですが濡れ色になります。
屋内のみ使用。
■浸透系
オイルOH→元の色よりもかなり濃く変色します。
レペルオイル→若干色は濃くなります。
■被膜系
ポリタン・ビピュール→透明な膜を張りますが、程度によっては濃く変わります。
ポリタンはツヤあり(B)とツヤけし(M)があり、
ビピュールは光沢(G)・三分艶(S)・マット(M)の3つの質感があります。
■お手入れ用
フィニッシュSA→塗った直後は濡れ色になりますが、乾燥後、元に戻ります。
ビールワックス→浸透系タイプで仕上げ後での併用では若干ですが濡れ色になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
80色から選ぶことができるモールテックスは、
そのバリエーションの多さから他の左官材にはない強みだと思います。
それに、この80色の中に希望の色がない場合は、
調色で基本色にはない色をつくることも可能なので、
自分だけの個性を出すことも可能なのは嬉しいですよね。
今回はモールテックスの色についてお伝えしましたが、
豊富な色だけでなく、耐久性や防水性、意匠性にも優れています。
モールテックスの特徴などについては、コチラからご覧ください。↓
モールテックス家具で後悔しないためのポイントとは?注意点とともに解説
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