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ハグみじゅうたんが天然木無垢床や床暖房に良い理由とは


「家具から始める家づくり」リーフの猪倉です。

いよいよ、今日で「平成」も終わり、明日からは新元号「令和」の時代となりますね。

そんな時代をまたいで、当社で人気のイベント「ハグみじゅうたん展」が開催中です。

お店の入り口ではマスコットの羊たちがお出迎え(^^)

 

 

これまで、スタッフがその魅力をこのブログでお話してきましたが、私からも一つマメ知識を。

折角だから建築と絡めたお話をさせて頂きます。


天然木フローリング用のじゅうたんとは

家具から住宅までを取り扱っているリーフ。

天然木オイル仕上の家具にこだわっている我々としては当然、床も天然木オイル仕上のフローリングを標準にしています。

その良さはいくつかあります。

  • 素足で歩いても気持ちいい肌障り
  • 室内も木の香りで満たされる
  • 多少の傷はメンテナンスで治すことができる

しかしデメリットも。

これは天然木の特質とも言えますが特に、乾燥しやすい高気密高断熱のお家だと、柔らかめの針葉樹系のフローリングだとひび割れが入ることもあります。

また、天然木用のじゅうたんは以前から探すのが難しいとされてきました。

それは、従来の裏張りされているじゅうたんを天然木のフローリングに敷くと、その部分が呼吸できなくなってしまい、蒸れたり、カビたり、場合によってはオイルの塗膜が劣化したりしたからです。また表と裏で乾燥の具合が異なってくるため、異常な反りの原因にもなります。

これは私たちが以前から扱っているダイニングテーブルなどでも言えるのですが、汚れを防ぐためにビニール製のテーブルクロスを敷かれると同じように木の呼吸を妨げてしまいます。

床と同じように、表面が傷んだり、反ったりするので、テーブルクロスを使う際はコットンや麻の天然繊維系(呼吸できる素材)の仕様をお願いしていました。

 

 

この写真、左はよくある裏打ちされているじゅうたんで、右がハグみじゅうたんです。

表からだとよくわからないので裏返してみましょう。

 

 

左のじゅうたんは毛がなく、基布が見えます。

一般的なじゅうたんはこの基布に接着剤で植毛して造ります。

これでは通気性がありません。

天然木のダイニングテーブルにビニールのテーブルクロスを敷いた状態な訳です。

 

かたや右のハグみじゅうたんは、表と同じ模様が見えますね。

これが基布や接着剤を使わない「手織り」の証です。

通気性があるので、湿気もこもらず、フローリングが劣化することもないのです。

 

実は、私がハグみじゅうたんと出会った時は、自然素材住宅への道を決めた直後。

何とか、自分たちの造る住宅に合うようなじゅうたんはないかと

全国の見本市を廻ってやっと出会えた商品でした。

今では、自信をもって天然木の床に合わせてお勧めすることができます!

 


床暖房用のじゅうたんとは

ちなみに、もうひとつ、大切なハグみじゅうたんの特徴を。

弊社ではあまり床暖房を推奨しないのですが、

多くのハウスメーカーさんが床暖房を採用されています。

その時にも、じゅうたん選びに案外と困るものなのです。

実は、上記の写真の基布で裏張りしているじゅうたんは、周囲を折り返してあり、

その固定に接着剤を使用しています。

この接着剤が床暖房の熱で溶けだしてしまうというトラブルが多いのです。

その点、ハグみじゅうたんは接着剤も一切使っていない、手織りじゅうたん。

床暖房のお家でも安心して使えるというわけなんです。

 

このように、ハグみじゅうたんは、見た目のデザインや素材だけでなく、

「手織り」という特性から、天然木床材を使用のお住まいにはとっても相性がいいのです。

このハグみじゅうたん展、5月6日まで毎日休まず開催しています。

是非、手に取ってその良さをお確かめください!

 

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株式会社 リーフ 代表取締役 猪倉 厚
1級建築士・宅建士・インテリアコーディネーター
株式会社リーフ(アールプラスハウス大阪南港)

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