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天然木ウォールナット材の椅子のグラつき修理
こんにちは!家具の修理・メンテナンス担当のスタッフNです。
ここ最近、当店で椅子を購入された方の修理依頼が増えております。
今日はそのうちの一つをご紹介。
15年前に購入されたロッシシリーズ・天然木ウォールナット材のダイニングチェア。
お子様が椅子にもたれて座り、後ろ脚の2本でバランスをとるような座り方で、
次第に後ろ脚と座枠との間に隙間ができ、ぐらつきが生じてしまったので直してほしいとのこと。
左右どちらの連結部分も2mmくらい隙間ができていてグラグラしておりました。
他の連結部分は隙間がなくガッチリと連結されていたので、
問題の箇所の部分のみ分解しました。
▲隙間ができている部分。
▲後ろ足~背もたれにかけての部材と、座枠の部分とに分解。
木ダボとダボ穴に付着した古い接着剤や汚れを取り除き、
この時点で全体的にメラミンスポンジで軽く研磨。
ダボに接着剤を塗布して接合。
L型クランプで固定、翌日、クランプをとってみたら…
無事に接合できていました。
隙間はなく、もちろんグラつきもなく、ガッチリと^^
最後に全体的にオイル仕上げ。
15年も使っているのに傷は確認できず、汚れもほとんどなく、
大事に使っていただいているのだなぁと、
オイルを染み込ませながら思いました。
こういうお客様の家具を修理するときに、
傷や汚れの有無などで、そのお客様の生活が少しわかるのも面白いですね(勝手な想像ですが^^;)。