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ぼくの地球を守って ~高性能住宅は地球を守る~


タイトル冒頭に反応していただいた方、ありがとうございます。
何を隠そう、「ぼくたま」の愛読者であった「家具から始める家づくり」リーフの猪倉です。
タイトルとは違って、本日はちょっと堅めのお題です。

低炭素社会とSDGs

「脱炭素社会」(あるいは低炭素社会)という言葉、聞いたことおありでしょうか?
ウィキペディアによると
低炭素社会(ていたんそしゃかい、low-carbon society)とは、二酸化炭素の排出が少ない社会のこと。脱炭素社会ともいう。低炭素経済(ていたんそけいざい、low-carbon economy)は経済システムを重視した概念であるが、基本的には同じである。
とあります。
弊社のWebsiteのこちらにも書いているのですが、我々の目指すところと深くかかわっている言葉なのです。
地球温暖化に端を発した低炭素化への世界的な合意であり、石油や石炭と言った化石燃料を燃やすことで生じるCO2をできるだけ減らしていこうという取り組みはもはや世界の潮流になっています。
WWFジャパンのWebsite

また、これらと思想を同じくする動き、サスティナブル社会を目指す運動として
SDGs(持続可能な開発目標)というキーワードも最近注目されています。
私たちリーフの目指す家づくりもまさにこの動きと連動するものでした。

日本のエネルギー政策と住宅の現実

東日本大震災後の日本は、原発が止められ、一旦は減少傾向にあった火力発電所への依存が再び高まろうとしています。
その原料となる原油ははるか中東からタンカーに乗せられて運ばれてきます。
当然原油の価格にはその輸送コストも絡んでいるわけです。
片や、再生エネルギーで電力不足を賄おうという動きもあります。
太陽光発電に風力発電、地熱発電等々。
住宅業界でも一時期売電を前提とした太陽光発電パネルが普及した時期がありました。
しかし、買取価格は一般の電気代に上乗せされているだけ。
トータルで見れば消費者には何のメリットもありません。
再生可能エネルギーが駄目だと言っているわけではなく、考え方の優先順位がおかしいのです。

太陽光パネル載せたらエコ?

例えば、ここに10KWの太陽光パネルで発電できる電力で室温を冬でも20度に維持できる家(Aハウスとしましょう)があったとします。
片や、4KWの太陽光パネルで発電できる電力で同じ能力の家(Bハウス)があったとしたら。
住宅を手掛けるものの使命は同じ快適さをより省エネルギーで得れるBハウスを提供することではないでしょうか。
太陽光発電もいいでしょう。
床暖房もいいでしょう。
しかし、その前に、やることがあるんではないですか?
先日、訪問した知人の家は何年か前に近くの工務店さんでリフォームしてもらった様でした。
リビングダイニングには床暖房が敷き詰められぽかぽか都会的でした。
しかし、一歩廊下に出るとめちゃくちゃ寒い!
そう、断熱気密工事をすることなく機械設備に頼ったリフォームだったのです。
これではヒートショックの危険が増している事になってしまいます。
確かに高気密高断熱の施工にはそれなりのコストがかかります。
しかしそれは、住んでいればつねに発生する電気代のような「ランニングコスト」ではなく、工事の時にのみ生じる「イニシャルコスト」です。
当然、家の寿命も伸びますし、その分の水光熱費の差額を考えれば十分に価値のある「投資」と言えるでしょう。当然、自分たちの子供が住む時代になっても資産価値の目減りははるかに低く抑えられます。

家の高性能化(高気密高断熱)は長い目で見ればお得

家の高性能化(高気密高断熱)は資産価値を守るための投資

家の高性能化(高気密高断熱)は低炭素社会を実現し地球を守る

のです。

建物と同じく大切なインテリア

さて、室内にも目を向けて見ましょう。
10万円で買えた化粧板のダイニングテーブルと
30万円かかった天然木のダイニングテーブルがあるとします。
化粧板のテーブルは当然、使っている間にめくれや剥がれが生じ10年ほどしか持たないでしょう。
天然木のテーブルはもしそれがオイル仕上なら、何回もメンテナンスすることで30年持ったとします。
イニシャルコストは高いけど、使用年数で割った時のコストはどちらも1万円。
先ほどの住宅のお話と似ていませんか?
これは、実はインテリアの仕上げにも言えることで、最近多い「○○シート」といった木目に似せたシートを貼っているフローリングと天然木のフローリングとでも同じ。
長年使っていると、シート張りのフローリングは傷がつき、めくれて下地の合板が見えてしまいます。
家具と違って、買い替えや補修がむつかしいので、こちらの方がより深刻かもしれません。
高性能化によって折角、長寿命化が図れるお家に、数年から10年ぐらいで捨ててしまう家具を入れるのはじつにもったいないことだと思います。
しかも、家の設計段階から家具を選んでおけば住宅ローンに組み込むことも可能。
しっかりとした家具なら住宅ローンの支払期間でも十分に活躍してくれます。
無駄な買い替えを減らし、貴重な資源を有効に使うことから見ても、しっかりとした家具を大切にメンテナンスをしながら使い続けるのは、冒頭にお話しした低炭素社会やSDGsの実現にも貢献すると思うのです。

家選びのモノサシを身に付けよう

では、実際にどのようにしてそんな住まいづくりをすれば良いのか。
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ご新築の予定の無い方でも、将来のリフォーム、リノベーションまた中古物件の購入時にも大変お役に立つと思います。
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株式会社 リーフ 代表取締役 猪倉 厚
1級建築士・宅建士・インテリアコーディネーター
Facebook https://www.facebook.com/atsushi.ikura
株式会社リーフ
(シャルドネ大阪南港・アールプラスハウス大阪南港)
1級建築士事務所 大阪府知事(ロ)第22510号
宅地建物取引業  大阪府知事(1)第56790号
建設業      大阪府知事(般-25)第140355号
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