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ダイニングテーブル天板のメンテナンス 前編


こんにちは!家具の修理・メンテナンス担当の中津井です。

現在、お客様のお家から引き取ってきたダイニングテーブルの天板及び幕板や引出しの前板を

研磨している最中です。

引越しの最中に天板と脚に傷がついてしまったようで、

天板は当店で研磨・オイル仕上げして、

脚は全て作り直しということでメーカーに製作依頼。

引き取ってきたダイニングテーブルはロッシシリーズのブラックチェリー材で、

見た感じ、とても綺麗な状態でしたが、

近づいて見てみると細かい凹み傷がところどころついておりました。

 

▲凹み傷のメンテは、傷の上にびちょびちょに濡れた布を置いて、

その上からアイロンで5~10秒ほど押し当てれば、木が水分を吸って膨張します。

傷の膨らみ具合を確認しながらこの作業を何度も行います。

完全に元通りになるわけではありませんが、8割程度の状態には戻せます。

 

 

 

 

天板とその側面、幕板を全体的にサンダーで研磨。#240番で研磨しました。

一度、木粉を取り除いて綺麗に清掃。

ここから次は#400の番手に変えて再研磨。

この記事を書いている段階で今は#400のサンドペーパーで研磨し終わったところですが、

この後#800の番手でもう一度研磨する予定です。

そのメンテナンスの様子は次回にでも^^