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blogスタッフが現場から日々更新

家具から始める家づくり 北神戸の家の場合②

さて、前回お話していた北神戸の実例の続き。

 

「図面じゃ納まってるかもしれねえが・・・」

お客様との打合せが固まってきたところで今度は工場との打合わせが佳境に入る。

こちらの描いていた手書き図面をもとにCADで書かれた製作図面が送られてくる。

 

キッチンバックキャビネットのスケッチは

 

こんな感じに

 

キッチンのスケッチは

 

こんな感じになる。

 

こちらの設計意図が、きちんと伝わってるかどうか集中して確認する。

この図面の段階で、実際に現場でどのように収まるのかを想像することがとても大切だ。

最初から自分がやるのではなく、まだ若いスタッフにさせてみる。

「問題の答えを探す」前に、「どこに問題があるのかを見極める」ことが大事になる。

建築の道に入ったばかりのころ、初めて担当した住宅設計で現場の大工に

「図面じゃ納まってるかもしれねえが、現場じゃ納まらないよ。」

(東京の現場だったのでべらんめえ調で)

と言われたこと思いだす。

家具図面だけでなく、建築図面も取り出し、見比べる。

搬入経路や取付手順、取り付いた後の収まり、取付後の建築側の仕上工事の手順など頭を手をフルに動員する。

でも、何回もやるうちにそれが快になってくる(^^;

 

難関のホームシアター

今回、一番大きな家具だったホームシアター用キャビネットはそれらに加え、設置する器具との検証が難問だった。

  • 取付ける電動スクリーンの寸法、電源、スクリーンの可動域
  • 壁掛けテレビの寸法や電源取り出し位置
  • ベースキャビネット内に収納するアンプ類の寸法、配線経路
  • ホームシアター用スピーカーシステムの配置、配線

などなどで、頭の中を交通整理しながら進む。

全ての確認作業を終え、お客様にも確認してもあったところで工場に制作指示を出す。

ひと月半ほどたって、そろそろ出来上がりの時に工場まで出向き、商品を確認する。

いままで図面でしか見ていなかったものが実物になるのを初めて見るので内心ドキドキだ。

車を飛ばして数時間、工場の出荷場に出向いて、用意してくれていたホームシアターのベースキャビネットを見る。

 

 

最初に見た時の印象は

「で、でかい!」

打合せ当初はもっと高さも奥行きも小さめだったのが、打ち合わせを重ねるにつれてどんどん大きくなってきた。

最終的には巾300cm奥行60cm高さ50cmのスケールに。

小柄な女性なら2人は余裕で隠れれる大きさだ(^^;

 

いよいよ現場取付へ

そうこうするうちに、いよいよ現場での取付工事が始まる。

今回の現場は、リフォーム工事自体はお客様が手配されていた工務店、造作家具の方を当社で請け負ったので、こちらとしては現場搬入までで、取付自体は相手方の工務店の大工さんにお願いすることになっていた。

しかし、やはり心配なので、取付立ち合いにお伺いする。

 

ホームシアターのウォールキャビネット取付

 

キッチンバックキャビネット

 

トイレ内手洗い

取付は数日にわたり、僕も数回お邪魔する。

 

 

最後にお邪魔したときには、当方が納めた家具、キッチンは全て無事に取り付き、電気屋さんが照明器具の取り付け作業をしていた。

工場ではその大きさに圧倒されたホームシアターのキャビネットだが、設計変更で外壁の一部を移動してもらったため、ニッチ部分にすっぽりと納まり、見た目にも圧迫感もなくとてもきれいに収まっていた。

この週末あたりにお引越しの予定なので、また落ち着かれたら改めて完成写真を撮りにお伺いする予定だ。

現場立会時、何度もお見えになった奥様がとても満足そうな笑みを浮かべられていたことが何よりの励み。

喜んでいただいている姿を見ることが僕たちの仕事のエネルギーの源泉なのだ。

**************この項終わり********************

 

 

 

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