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人間学の大切さを知る


「家具から始める家づくり」リーフの猪倉です。
夏休みに入って最初の週末、多くのご来店をいただきありがとうございます。
ネットでの検索でどなたかのブログを読んでリフォームのご依頼に来られたご夫婦もいらっしゃいました。
「家具とリフォームをトータルで提案できるところを探していて見つけました。」と言っていただき、大変うれしかったです。
 
このところ、いろいろな人と会う機会が増えました。
そのなかで「信頼に足る人」と「そうでない人」の違いを考えることが多いです。
人間として正しい考え方が身についているか。それが大切なような気がします。
安岡正篤や渡部昇一の著作を読んでいると、「人間学」という言葉で表されています。
そのなかで、渡部さんの著作の中に、人間学の例として、豊臣秀吉と徳川家康を取り上げていた文章がありました。
大変心に残ったので引用させていただきます。
 

 


秀吉と家康はふたりとも天下を取った人物であるが、ふたりの晩年に私は大きな違いが現れているように思う。
若い頃の秀吉は”政治の天才”というくらいの活躍をし、天下を取った。彼は当時の武将には珍しく人を殺すのが嫌いで、戦いよりも交渉を好んだ。また、体を張ってでも人との約束をよく守ったため、周囲から非常に信用された。そんな人柄もあったため、秀吉は天下を取ることができたのである。
だが、晩年の秀吉は猜疑心の塊のようになってしまい、身内を次々に死刑にするなど若い頃の秀吉では考えられないような言動をとるようになった。
秀吉が晩年に変わってしまったのは、彼に「学問がなかった」からだと私は思っている。人間誰しも、年を取ればタガが緩んでくるものだが、そのタガを緩みにくくしてくれるのが学問なのだ。
学問といってもそんなに難しいことではなく、本書で紹介しているような修身の道徳観を表す、いわば「人間学」のような学問を、人は老年になったときこそ学んだ方がいいと思う。
一方、家康は晩年になってから、漢学や論語を良く学んだ。彼の勉強ぶりはかなり有名で、政治に重要と思われる本をわざわざ出版したりもしている。
秀吉のような天才でも晩年にタガが緩んでしまうのだから、私のような老境になる人間こそ、修身から学ばなければいけないのである。
(渡部昇一:「日本人の道徳心」より


 

 
「人間学」ができている証拠としてはどのような様相が現れるのでしょうか。
私の尊敬する経営者の大先輩は
「経営をするうえで一番大切にされていることはなんですか?」
という問いに対して
「嘘をつかないことです」
と答えられました。
他人にも嘘をつかず、自分にも嘘をつかない。
一度口に出したことはとことん守る。
それによって信頼を得ることができる。
ということだと理解しています。
このほかにも大事なことはたくさんあると思いますが、要は「考え方」が一番大切。

人は考え方が100%

なのだと。
人は他人の考え方を変えることはできない、変えることができるのは自分自身の考え方だけだ。という言葉を以前聞いたことがあります。
そうだとすれば自分の考え方は自分次第でいつでも、変えたいと思った瞬間に変えれるはず。
今の考え方をどう変えるのか、を年齢や経験に関係なく学び続けていきたいと思います。
 
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*:..。o○ 家具から始める家づくり ○o。..:*
株式会社 リーフ 代表取締役 猪倉 厚
1級建築士・宅建士・インテリアコーディネーター
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株式会社リーフ(シャルドネ大阪南港)
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