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blogスタッフが現場から日々更新

谷口吉郎と谷口吉生

 

いつも楽しみに読んでいる、日本経済新聞の「私の履歴書」。

結構、建築家が取り上げられることが多く、以前も槙文彦さんの巻についてこのブログでも記事を書いていた。

今回は、谷口吉生さん。

実は、吉生さんの父親、谷口吉郎さんも昭和初期に活躍した名建築家で、私の大学院の卒業論文は

「谷口吉郎の建築意匠と建築思想に関する研究 : 建築と風土に関する一考察」

というタイトル。今考えると、なんとも大それたタイトルであることか(^^;

谷口吉郎さんもこの「私の履歴書」で連載をされたことがあり、それがまとまって一冊の本として出版もされていた。

論文のテーマは当時の指導教官の先生から言われたものだったが、自分で谷口吉郎を調べていくといろいろな著作があり、それがどれも抒情的で読んでいて感銘をうけたこと、建築だけでなくたくさんの歌碑や文学碑、記念館を作り、それを実際に確かめに全国を歩いたりした。

今回、連載が始まった谷口吉生さんのことを知るのは父、吉郎の研究を始めてからだったのだけど、実は、その作品はずっと以前から見ていた。

新幹線に乗って大阪から東京方面へ走ると、静岡県の掛川付近で進行方向の右側にとてもモダンでお洒落な建物が見えてくる。

 

これが谷口吉生設計の「資生堂アートハウス」

建築されたのが1978年ということだから今から40年近く前だが全然古さを感じさせない。

平面図もめったやたらカッコいい。

 

 

はじめてこの図面を見た時に

なんだかコルビジェのサヴォア邸みたいだな、と感じていた。

 

サヴォア邸

 

サヴォア邸平面図

 

今日読んだ、「私の履歴書」では谷口吉生さんがハーバードデザインスクールで学んでいた時の建築史の教授がCIAMの創設者のひとりで「空間・時間・建築」の著者、ギーディオンであると書かれていた。

CIAM(近代建築国際会議)は近代デザインの源流となったデザイン学校、バウハウスの流れをくみ、ワルター・グロピウス、ル・コルビジェ、ミース・ファン・デル・ローエといった近代建築の巨匠たちによって作られており、ハーバードデザインスクール(GSD)もこの影響を強く受けていたという。

以前から感じていたデザインのつながりに納得できたのだった。

 

さて、近代建築は工業技術や科学的理論によって作られる形が画一的だという批判もあって私が建築学生のころに「ポストモダン」という潮流が出始めていた。

自分自身も、建築はそれが建つ風土や文化と言ったものを、近代の言葉に置き換えながら表現するべきではないかという(学生時代にありがちな大言壮語的発想で)考えを持っていた。

そういう話を指導教官にしたときに、先生から言われたのが

「じゃ、猪倉君、谷口吉郎の研究してみたら」

という一言だったのだ。

で、いろいろ調べ始めてみると、これが存外に面白く、段々と僕はその魅力にハマるようになっていったのである。

長くなりそうなので、いつか続き書きます(^^;

 

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株式会社 リーフ 代表取締役 猪倉 厚
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