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モノ提案からコト提案 ~マンションリフォームの事例から①~

 

家具業界では大型店の積極的な出店が相次ぐ。

そんな中で、同じ大型店でも、出店が成功しているところと失敗しているところの差も見受けられる。

大型店ですら、そうなのであるから零細企業の見本のような我々クラスの会社はよっぽど特色を持っていかないと大変だ。

そこで、うまくいっているところとそうでないところの違いを考えてみた。

うまくいっているところは「モノ売りからコト売りへの転換」が図られているように思う。

うまくいっているとことは「自社都合から顧客都合への深化」が図られているように思う。

以前のブログでも書いたけど、「徹底的にお客様の問題解決」にこだわり、

そのためには「変化を恐れず常に挑戦し続ける」ことが大切なのだと思う。

私たちは家具やキッチン、住宅といった「商品=モノ」を販売しているが、ただ単に出来合いのものを売っているわけではない。

お客様の困りごとに自分たちの持ってる知識やスキルまたは商品を使ってどう解決を図るか。

その視点こそが大切なのだと思う。

今回はそのような事例をご紹介。

 

一枚のポストカードから

まるで夏を思わせるような暑さの中、マンションリフォームの打ち合わせにお客様のところへ行ってきた。

当社の行うリフォームは(当然といえば当然なのだが)オーダーキッチンや壁面収納家具をきっかけとして、間取り変更や床壁天井のやりかえにはじまり、トイレを最新式のものに交換したり、室内建具も入れ替えたり、というパターンが多い。

 

 

カバ桜のキッチン

カバ桜のキッチン

 

今回のお客様は5年前に当社でカバ桜のダイニングテーブルをお買い上げいただいていた。

その時に当時のスタッフがお送りしたポストカードを大切に保管され、「こんなイメージにしたい」とおっしゃっていただいた。

現在お使いのキッチンは一般的なマンションによくある垂れ壁で囲まれたもの。

それを取っ払って開放感のあるキッチンにしたい。

4年前に買ったダイニングテーブルと同じ素材(カバ桜)のキッチンに入れ替えたいとのご希望だった。

 

パン教室用収納家具

 

カバ桜のパン教室キッチン施工例

カバ桜のパン教室キッチン施工例

 

また、奥様は自宅でパン教室をされているため、発酵器やガスオーブン、電子レンジなどさまざまな機器を収納できる家具も必要。

普段は扉を閉めておきたいが、生徒さんが来ている間はオープンにしたい。開いた扉が邪魔にならないように収納したいとのご希望だった。

以前まさに、そのような家具をおつくりしたことがあるのでそちらをご覧いただきながら提案を進める。

 

パン教室用機器収納家具(閉)

パン教室用機器収納家具(閉)

 

 

パン教室用機器収納家具(開)

パン教室用機器収納家具(開)

 

リビング続きの和室を洋室へ

 

これまた一般的なリビングの一角に和室のある間取りで、こちらも畳を取っ払ってリビングとして広げたい。

また、フローリングも天然木のフローリングをお使いになりたいということだった。

そしてその、和室には奥様がご結婚の際、お母様から送られた婚礼タンスセットが置かれてあった。

昔、父親が経営していた家具店で、良く取り扱っていたような、大変重厚感のある洋服タンスと和タンスのセット。

モノのつくりは大変に良いが、これからリフォームをしようとする部屋の雰囲気にはどうしてもそぐわない。

先週の打ち合わせ時の奥様の希望としては洋間に改装したリビングにタンスを置き、それが隠れるように扉で覆ってほしいということだった。

帰社していろいろとプランを練るがどうしてもうまく収まらない。洋服タンスは引戸タイプでもあったため、普通のタンスより奥行きもあり、それを扉で隠すとなるとなおさら奥行きを多くとる必要がある。

隣に来る壁面収納はテレビなどを収めるものなのでそんなに奥行きも必要とされず、奥行きの違う面が同じ室内で隣り合わせになることになってしまう。

そこで、無理やり「家具的解決」をせずに「建築的解決」ができないか、考えてみた。

この和室には押入れがある。その中には衣類収納ケースが数多くある。もちろん布団も収納されている。

いわば「奥行きのかさばる収納物」それを洋服タンスと同じスペースにまとめれば無駄がなくなるはず。

ということで、部屋の一部を壁で仕切って3帖強のWIC(ウォークインクローゼット)を設け、その中にタンスと奥行のある収納を入れることを提案した。

 

BEFORE

BEFORE

 

AFTER

AFTER

 

こうすることでリビング側の壁面収納は必要最小限の奥行きに面一(つらいち=段差なく、同じ面が連続している状態)に収めることができる。

私たちの仕事は単なる物販業(モノ売り)の仕事ではない。

お客様の現在持たれている問題点をどういう方法で解決していけるかを、

オーダー家具という形にして販売するコト売り業なのだ。

 

さて、こちらの事例ではこのほかにも多くの「問題点」をいろいろなデザインを考えることにより「解決するコト」に変換していった。

その続きはまた次回に。

 

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*:..。o○ 家具から始める家づくり ○o。..:*
株式会社 リーフ 代表取締役 猪倉 厚
1級建築士・宅建士・インテリアコーディネーター
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株式会社リーフ(シャルドネ大阪南港)
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