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天然木オイル仕上にこだわる3

「オイル仕上にこだわる2」の続き。

 

前回では天然木オイル仕上の家具について、反りや収縮などに対してどのように造られているのかをお話してきた。

建築の現場でももちろん天然木のオイル仕上は使われていてそのメインともいえるのが床材(フローリング)だ。

今回はそちらのお話。

 

複合フローリング

一般的なマンションや住宅に使われるのがこちら。

 

 

写真の右側は木目が見えているが天然木ではなく、シートに木目を印刷したもの。

最近の印刷技術の発達により、本物の木と見間違うほどの精緻さで作られている。

この上にウレタン塗装などの樹脂塗装をされていて、直接シートに傷がついたりを防ぐが、重たい家具などを床の上で引っ張るとめくれてきたりすることがある。

写真左側は天然木突板と言って、天然木を0.1ミリぐらいの薄さにスライスしたものを貼っている。

一応本物の木だが、薄いので大きな傷などがつくと下地のベニヤ板が見えてきたりする。

こちらのも樹脂塗装されるのが一般的で通常使っているときには見分けが付きにくい。

どちらも裏側、側面から見るとこんな感じ。

 

 

 

表面以外はベニヤ板を複層に貼り重ねている。

マンション用だと遮音性能が要求されるので、一番下の層にゴムのクッションを貼っている。

いずれにしてもこれらの「複合フローリング」は天然木に見せかけているか、天然木であってもわずかコンマ何ミリでほとんどはベニヤ板なので乾燥による収縮はほとんどない。

工事の時も大判(だいたい33㎝×180㎝)を貼っていけるので工事手間も少なくて済む。

材料代だけでなく、施工費もコストを抑えれる。

 

天然木無垢オイル仕上フローリング

いわゆる「複合フローリング」に比べて天然木の無垢オイル仕上フローリングはこんな感じ。

 

 

横から見ると

 

一枚一枚、実(さね)と呼ばれる突起部分がもう片方の溝に差し込まれている。

実は前回書いた家具の扉の作り方と同じで、このようにすることで、一枚一枚の木が収縮したり膨張したりしてもこのさねと溝とのスキマで調整ができるようになっている。

表面から見ると、梅雨時期など湿気が多い時には乾燥するので隙間が広くなり、乾燥時期だと狭くなったりする。

フローリングの模様に見える溝は本来はこのように木が動くという特性を不具合が出ないように工夫された結果で、複合フローリングの溝は天然木無垢に見せかける為のフェイクの溝である。

実は、最近は複合フローリングが普及していることもあって、大工の中には無垢フローリングを貼り慣れていない人もいる。

複合フローリングは材の収縮、膨張を気にしなくても貼れるが、無垢フローリングはそれを見越して貼っていかないといけない。

名刺一枚分程度の隙間をあえて空けて一枚一枚貼り、壁のところはさらに余裕をもって隙間を造る。

床を貼り終わると巾木というパーツでスキマを隠すように床の上から貼る。

 

 

 

釘とボンドを併用して貼っていくがどうしても床が動くので床鳴りのリスクもある。

板と板の隙間が乾燥して開き、そこに細かいゴミが落ちた時は掃除が面倒だ。

そういったデメリットもあらかじめ納得の上で、お使いいただくのが良いと思う。

 

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株式会社 リーフ 代表取締役 猪倉 厚
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