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引出しの前板外れの修繕


こんにちは!家具の修理・メンテナンス担当の中津井です。

本日は引出しの前板外れの修繕の様子をご紹介。

天然木ブラックチェリー材のドレッサーをお使いのM様より、

引出しの前板が外れてしまったとのお問い合わせがあり、

引出しを送っていただくことに。

 

 

▲もともとはこんな感じでついていなければならない前板が…

 

▲前板の一部がもげてしまって外れてしまったようです。

 

▲引出し本体側についていたビスと破片を綺麗に取り除き…

 

▲破片を前板側に接着、滑らかな表面になるように研磨。

 

▲引出し本体側も研磨。

 

▲もともとあったビス穴はパテ材で埋めて、新たに3ヶ所ビス穴を掘りました。

 

▲接着剤を軽くつけた上で前板を取り付けて、 L型クランプで固定。

 

▲固定された状態でビスを取付け。

 

▲隙間ができてしまったところはパテ材で埋めました。

この状態で接着剤とパテ材が乾くまでしばらく放置。

パテ材が乾いたところで研磨して滑らかな表面にして、

木工用の補修ペンで目立たないように着色。

最後にオイルで仕上げ、取っ手を取付けて完了!!

 

 

 

 

隙間がもっとできてしまうのでは?と修繕前は気になっていましたが、

そんなに隙間はなくピッタリと密着できたので安心しました。

以前よりも1つビスを増やして計3つで固定しているので、

かなりガッチリしております!!

M様、この度は当店へお問い合わせいただきましてありがとうございました!