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「選択と集中」


「家具から始める家づくり」リーフの猪倉です。

昨日の月曜日は恒例のミーティング。

現在、ご案内中のお客様の情報をスタッフの皆で共有したあと、今後の戦略を皆で練っていくわけですが、改めて基本から考えようということでテーマに取り上げたのが。

「強みに集中する」

ということでした。

 

造作テレビボードと棚、デザインタイルの組み合わせ。

造作テレビボードと棚、デザインタイルの組み合わせ。

 

流通サービス業は中々業績が芳しくなく、我々が身を置く家具インテリア業界も全体の需要が落ち込む中、大手量販店の相次ぐ出店などでどの販売店も苦労をしています。

しかしそんな中でも、決して大規模ではないものの、きらりと光る個性を持ったインテリアショップも多く、私もよくベンチマークさせてもらっています。

月に一回、家具業界の大先輩が進行役となっての勉強会があり、参加させていただいているのですが、そこの場でいつも話されるのが

今こそが個性あるインテリアショップの活躍できる時代

ということです。

インテリアショップはよくアパレルショップと対比されて語られることが多いです。

特に、数あるブランドがそれぞれの覇を競った時代から、ユナイテッドアローズやアーバンリサーチなどのセレクトショップの台頭は、ただ単にブランドに価値を見出すのではなく、アパレルも含めた衣食住という、広く生活に係る品々を、「〇〇らしいライフスタイル」というくくりで商品を選び抜き、お客様に提案していく、ただ単に商品を販売するのではなく、それらを活用した暮らし方を提案していく、といった流れが主流になってきています。

 

アーバンリサーチのインテリアライフスタイル提案

 

インテリアショップでも同じ流れが来つつあり、最近、アパレルのセレクトショップが直接インテリアを扱う流れも増えています。

そんなこんなを、色々と考えると、複雑なにはまり込んでしまいがちなのですが、簡単に考えると、「〇〇と言えば〇〇」という、明確なイメージをショップ自身が持っていることがなによりも大切なのだと思います。

それは一枚の絵や写真で表現できるものである場合もあるし、商品や品揃えではなく顧客サービスや運営ノウハウなど直接は目に触れにくいものである場合もあります。

しかし、一つ言えるのは「あれもこれも」ではなく、「自社の強み」に集中することでその強みが明確になり、それを象徴する一枚の絵「イメージシンボル」が現れ、お客様も、そして何より自社のスタッフ全員が自分たちの強みを知り、全ての広報活動や店内のディスプレイ、ご案内のトークにそれが一気通貫に繋がっていることが大切であるということです。

そして、改めて、私たちが私たちの強みを考えた時に

「天然木オイル仕上で国内工場で作るオーダーキッチン、家具」

というきわめてシンプルなセンテンスにまとめることができました。

インターネットやSNSの活用、様々な集客イベントなどなど、戦術的に考えないといけないことはもちろん多々ありますが、あえて言えばそれらは枝葉末節であり、中心は自社がこれだけは誰にも負けないと言える強みを作り、さらに磨き、品質も上げながらコストも落としていってより多くのお客様からの支持を得る、ということに尽きると思います。

 

キッチンのシンボルイメージ

 

簡単に見えるけど極めていくのはむつかしい。

でも、私たちにはそれができる自信があります。

何と言っても、自分たちの扱っている家具インテリアが大好きで沢山の人にその良さを知ってもらいたい、という気持ちがあるからです。

当社は6月が決算期。

残り3カ月、明確になった目標を着実に成し遂げるべく日々の業務にあたっていきたいと思うのでした。

 

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*:..。o○ 家具から始める家づくり ○o。..:*
株式会社 リーフ 代表取締役 猪倉 厚
1級建築士・宅建士・インテリアコーディネーター
Facebook https://www.facebook.com/atsushi.ikura
株式会社リーフ
(シャルドネ大阪南港・アールプラスハウス大阪南港)
1級建築士事務所 大阪府知事(ロ)第22510号
宅地建物取引業  大阪府知事(1)第56790号
建設業      大阪府知事(般-25)第140355号
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